<前回から続く>
さて宮沢賢治記念館の次は童話村です。
以前に来た時は記念館だけで童話村に寄らなかったのではじめてです。
ここで今一度周辺施設の位置関係を整理しておくと
童話村から宮沢賢治記念館までは390m、階段は367段
宮沢賢治イーハトーブ館は260m
5000円札の肖像でおなじみの新渡戸稲造記念館は1060m
他に童話村に隣接して花巻市博物館があります
童話村には妖精の小径やふくろうの小径など散策路もあるようですが、今の時期は雪で散策は厳しいかも・・。
賢治記念館口のバス停は童話村の駐車場前のそば屋のところ。
童話村は敷地が広い!敷地内の移動だけで時間がかかりそうです。
駐車場の脇にある白鳥の停車場。ワム288393が置かれています。
訪問客が多い時期は売店になるらしく・・。
この時点で13時55分。時計がズレてますね
宮沢賢治記念館+山猫軒+徒歩移動で1時間使ってしまったので残り約55分
この時間で童話村と花巻市博物館を見学しなければ・・
「初代銀河トレイン」なるロードトレインが保存されています。ロードトレインの保存車は珍しい??
雪のない時期で訪問者が多い時期は敷地内の移動にロードトレインもあるようですね。
銀河ステーションの駅舎。
ローカル線の無人駅にありそうな駅舎ですね。
ここを通って駐車場から童話村の敷地に入ります。
中央の建物が童話村の有料のメイン施設、賢治の学校。
左側にあるログハウス群は賢治の教室
一面の雪原ですが雪の中を歩かないでも行けるように道があります
賢治の学校は平成8年に竣工
ここは有料施設ですが賢治記念館で買った3館共通券の2枚目を使用します。
一日に玄米四合と味噌と少しの野菜を食べ・・それじゃワシは足りません
有名な「雨にも負けず」の一節ですが、一日に玄米四合は結構な量のように感じますが、外仕事だと体力勝負になるのと、昔の人は今の人よりも米の摂取量が多かったというのもあるようですね
賢治の学校のメインは館内5つのゾーンに分かれていて、まず入って最初のこの真っ白の中に色々な椅子が置かれている「ファンタジックホール」次に「宇宙の部屋」「天空の部屋」「大地の部屋」「水の部屋」と順々に進みながら、映像や音楽とともにイーハトーブの心象風景や賢治作品の元になっている環境世界を体感できるもの。
なんか万博とかでありそうな展示ですね。ただモニターなど一部設備は進化の早いデジタルの世界では一昔前のものぽい感もありますが・・。
大地の部屋ではぬいぐるみのような巨大な虫や植物がお出迎え。自分がとても小さくなったような視点で大地の生き物たちと対峙する空間です。
子供が通るような虫の足元を通る通路を通ったら腕の筋を伸びて痛かった💦
出口にはセロ弾きのゴーシュの場面場面がジオラマで再現された、紙芝居ならぬジオラマ芝居の展示がありました。一つ一つよく作られていて、鉄道模型のレイアウトを思い出すようなゴーシュの家の周辺模型もあったり。
賢治の学校の次は隣接するログハウスの賢治の教室
こちらは無料施設の扱いのようですね。
いくつかのログハウスに分かれて天文・鉱石・植物・動物・鳥など賢治作品の根本にある自然界を構成する要素について学べるようになっています
ログハウス内は暖房が効いていて暖かいです
これは鉱石の部屋の「鉱石ラジオ」の紹介
「ラジオ放送が続く限り無電源で永遠に聞くことが出来る」
そのAMラジオ放送が続くか怪しくなっているのが昨今の情勢・・ですが、AMに較べると難しいもののFMの鉱石ラジオを作ることも可能ではあるようですね。
じっくり見れればよいのですが時間がなくてここも駆け足状態。
ログハウス群の中には「森の店っこや」という土産物屋があって食品と雑貨それぞれ販売されていますが・・・なんと翌週の3月10日~3月31日は花巻市paypay20%還元!!知っていれば来週に来るんだった・・なんともがっかり
もっとも花巻に来てから知ってもpaypayにチャージ出来ないし(私はpaypayはこういうキャンペーンの時だけセブン銀行のATMでチャージして使うので)結局悲しい思いをしそうですが・・
今回の旅行で確認した宮沢賢治関連のグッズや土産物が一番多く販売されているのはこの新花巻の宮沢賢治関連施設(山猫軒や童話村)で、花巻駅周辺はなく(林風舎は後述)、盛岡駅の土産物屋も今一つ。宮沢賢治目当てで岩手旅行に来た人は要注意です
さてこの辺りで既に14時30分頃。14時51分のバスに乗るにはかなり忙しい状況。隣接する花巻市博物館を見学するのは無理そうな状況です。
花巻駅に出ないで新花巻駅から新幹線で盛岡駅に行く手もあるのですが、やはり花巻駅の林風舎にも行っておきたいので、博物館は断念せざるを得ません。もしかしたら花巻電鉄や軽便鉄道(釜石線)に関する展示もあるかもなのですが
<次回に続く>
2024/3/23 22:10(JST)