能面ヴィオラ

最近、能面教室に通い始めました。能面とヴィオラにはいろいろ意外な共通点が!

中将:上塗り→肌の仕上げ

2024年05月09日 | 能面

自宅で、下塗りの塗りムラをサンドペーパーで慣らしてきたので、いよいよ上塗りです。

ここから先は、微妙なトーンによって、面のおもむきがかわってくるので、かなりの部分師匠が手を入れることになります。

上塗り用の胡粉を乳鉢で細かくして、膠液で溶いたあと、師匠が色の調整をしてくれました。

塗っては乾かし、という工程を4回。その後サンドペーパーで磨き上げます。

そして梨地

前回、小面のとき、梨地をつくる作業がうまく行かず、半分も塗らない段階で師匠にバトンタッチとなってしまいました。

今回はそのようなことにならないようにと、いろいろと力加減などを変えて試してみました。当初思っていたよりも、しっかり叩かないと、塗料のぶつぶつが出てこないことが分かりました。おそらく、筆の毛がある程度たわんだときに空気が入るなどして、ブツブツ感が出てくるのでしょう。

うまくできたと思いきや、師匠からは、もう少し細かく均一になるとよい、と指摘されました。

このあとは、網とブラシで、古色の彩色です。

これも、色の調整は全面的に師匠がしてくれました。

そして、軽くヤスリがけして、梨地を浮き立たせます。だんだん人肌のように変化し、さらにリアルな感じになってきました。

このあとは、タンポンで、古色を置いて、微妙な陰影をつける工程です。ここも師匠にお任せ。微妙なグラデーションで、ますます命が吹き込まれたようになります。

最後は、乾いたタオルで磨き上げ。

あとは、彩色で完成というところまでになりました。

 

 

 



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