本日ブログタイトルを「能面ヴィオラ」に変更しました。
実のところ、ネーミングはどうでもよかったわけで、これまでのヴィオラ中心から、能面についても書いていこうかと思っただけです。なので、「能面・ヴィオラ」としたほうがブログの実態に合っているのかと思います。でも、あえて「能面ヴィオラ」とネーミングしてみると、そこからいろいろとまた新たな発想などが出てくるみたいです。言葉とは面白いものです。
世間では「能面女子の花子さん」が有名みたいですが、私は能面をつけてヴィオラを弾いているわけではありません。ユーチューバーで、動物の着ぐるみ姿でバイオリンを演奏している方がいたり、顔部分に面の画像を合成しているひともいますね。そのうち能面を付けて演奏する人も出てくるかもしれませんね。
そういえばヴィオラ・ダモーレは、渦巻きの部分が人の顔だったりします。そうか!ヴィオラの渦巻き部分の装飾を能面にすれば、まさにこれぞ能面ヴィオラですね。
冗談はさておき、ヴィオラと能面って意外に共通するところがあるのではと思いました。
ちょっと気味悪い、なんとなくとっつきにくい、何をやっているのかよくわからない、だけどこよなく愛する人達も一定数いることは確か…
以前、ホヤ(海産物)の魅力は、多彩な味が含まれていてそれを味わうことができる、と聞いたすぐ後に、偶然、プロのヴィオリストが、ヴィオラの魅力は多彩な音色を含んでいていろいろな音色を出すことができるという指摘に触れることができました。そのときは、ヴィオラとホヤの共通点を見つけた気分になりました。
能面も、よくいわれることですが、(特に女面などは)一見無表情のように見えますが、人間の喜怒哀楽を凝縮している結果としての表情なんだとか。それで、能楽師が面をつけると、ほんのわずかな動きで、多彩な人間の感情を表現できるのだそうです。
そうなんだ。ヴィオラもホヤも能面も、あまりポピュラーではないけど、多彩な味を秘めている点ではかなり共通しているんですね。
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