連れ連れ気

心を連れて思いのままに自分らしく

デジブック 『立春回廊』

2014-02-09 | デジブック

デジブック 『立春回廊』

 

                      

『立春回廊』

立春とはいえ 雪が舞い 冷たい風が吹く

わけもなく何かを求めて うめく私

うめいても うめいても 

時は無情にも過ぎていく

 

東風凍を解くがごとし

暖かい風に誘われ

立春の青空の下に居る

 

ポツリ ポツリ

芽吹く時に出会う

 

私は一体何を求めて居るのだろう

何をしたくて それがわからなくて

時は過ぎていく

 

この花の 可憐さ

この花の 強さ

この花の 静寂さ

 

薄い日差しを 受けながら

少しの希望を 持ちながら

 

人並でいいと

平凡でいいと

 

それでもきっと

わからないまま過ぎていくのだろう

ただただ 時を通りすぎている間にも

時は芽吹きとともに息づいている

 

時として分かれ道に悩みながら

うつうつと たたずみながら

晴れ晴れとしながら

イタズラ気分を 持ちながら

そんな思いを 包み込みながら

涙を にじませながら

ベールに包んでしまえば問題無いと

 

未来に向けて生きていかねばならない

 

立春模様が 静かに教えてくれた

 

この詩を 最近散歩をしていて撮影した写真に取り込んで

デジブックを作ってみました。

人生の後半戦に突入し始めた私の、最近の心情を綴ってみました。

デジブックの方も時間がありましたらご覧くださいませ。