大雪よりも質(たち)が悪い、氷っている道。
雪国に冬が来ると、一番は防寒対策ですがその中に冬靴に衣替えというのがあります。
主にソールの違う靴にするのですが、言ってみれば車のノーマルタイヤ(夏)タイヤからスタッドレスタイヤに履き替えるのと同じです。
そうは言っても、半年ほどの雪の中で歩くとき、何度か滑って転倒してしまいます。私なんか必ず年一度以上転びます。ちなみに、今期はすでに二度転んでいます。こうして、はずかしながらも、書いていられるので笑って済まされる程度です。
しかし、色々な場所で遭遇するは、笑ってすむような時ばかりではありません。
雪道というのは、とても融通がききません。先日も、書きましたが歩道が凸凹になり不安定なので、平面がキレイに整う「車道」を歩く人も多いです。
以前書いたブログ記事でも雪道について書いています。
大雪が降ると除雪が追いつかず工夫とゆずり合いでした! gooブログ
また、車イスの人を押す場合はどうでしょうか、車輪が雪に埋まって急ブレーキになって乗っている本人が投げ出されてしまう事もあります。これは、スーパーなどのショッピングカートを荷物を載せたままで、雪がある車の駐車場まで運ぶと疑似体験ができます。
もう少し具体的な話をします。
私の母は、買い物の帰りに両手にもった袋を持ったまま転倒し、手首の骨折をしたことがあります。それくらい、長年住み慣れた冬の環境でも怪我をしてしまうほど、氷った路面を歩くことは大変な事です。結局1ヶ月ほど入院していました。
観光で札幌を訪れるなら・・・
来月には「さっぽろ雪まつり」がはじまります。比較的会場の付近は砂が大量に使われていて滑りを感じる事は少ないかもしれませが、ちょっとローカルな穴場などを見に行く時は事情が違うかもしれません。
意外と、この祭りの時期は札幌全体が除雪を整えているので、期間中大雪が無ければ本来の札幌の冬を感じないで観光を終える場合も多いのですが、車の交通量の多い横断歩道の上などは特に気をつけてください。
そこで横断中の転倒が多いのです。「砂箱」が設置したあるなら砂を使ってグリップするようにする事をおすすめします。
もう一つ、転倒しやすいのが、雪が残る階段です。
足の踏み場が普段よりも幅だ狭くなっているだけでなく、雪が踏み固まれて圧雪から凍結して滑りやすくなっている事が多いです。(ちょっと違いますが、地下鉄に入る入口の下り階段の3~4段目も転倒の多い場所です)
と言うところで、新雪とか深雪とかは対処が意外に楽なのですが、アイスという氷った路面をどう過ごすかです。
そこで、今年は「ガラス繊維底」の靴を調達しました。
ここからは、履き心地とグリップ力です。夏のウォーキングシューズとして人気がありますし、トラベラーの人気の靴ベストの常連でもある「ジャングルモック」です。
といっても、仕様は夏のそのままではありません。
これが、いかに冬道に適した靴かというと、数値はまったくありません。しかし長年アイスバーンの道を歩いた経験とそのフィーリングからいって、これまでの冬靴の比ではありません。
確実に、踏ん張りがきく使用感が得られています。
欠点は、スパイク底にも言えるのですが、建物のフロアで触れた路面の金属が着いている部分(階段のノンスリップ部)はゴム底オンリーより若干は気を遣うかなという程度です。
耐久性ですが、このグリップの要のガラス部分は、春先の雪のない路面で減りが早いかなと思っています。
今のところ、今期最高の靴底という事で、いいもの見つけました。
よく、この時期の店屋さんで靴底アピールするPOPには、
「滑って転んで怪我をするより安いです」
というような表現がつかられています。それも、確かに納得します。
それくらい、慣れていても毎年、冬の雪道の安全には気を遣います。
北海道にこの季節、来るなら足元を固めて「来道(北海道)・来札(札幌)」される事をおすすめします。
空港を降りて一歩外にでる時、JRの駅の改札をくぐり目の前が雪景色の時、「足元を一度見て」一歩踏み出してください。
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ガンスモーク色以外にブラックもあります。