ここ数ヶ月、晴れている休みの日は、いまだに続く新型コロナの運動不足解消ということで、なるべくトレッキング風の歩きをしています。
今回は、少し軟弱に藻岩山ロープウェイを使って山頂へ向かいます。それって「トレッキング」にならないでしょう?と言われそうですがしゃんと下りは歩いて降ります。(-_-;)
実を言うと藻岩山の山頂がリニューアルされ、中腹駅から山頂まで新設された「もーりすカー」が運行するようになってからは、乗ったことがありません。
長年札幌に住んでいながら使う事がないのは、藻岩山は登山する山に変わってしまっていたからだと思います。低山ですし気軽に登る山としては理想的です。
自宅から歩いて「ロープウェイ山麓駅」へ行くのでここまでは、一寸だけ歩いています。
通常は市電停留場の「ロープウェイ入口」で降りるとロープウェイ山麓駅まで無料シャトルバスがあるので、これを使えば「坂道」を歩かなくてすみます。
乗車券なのですが「片道」だけでいいので、窓口でそれを二枚購入します。ところが、 【市民・道民秋割キャンペーン】というお得な乗車券があって、往復料金の半額しかも片道料金900円よりも100円も安くなると言われます。
(※ロープウェイ+ミニケーブルカー往復乗車券が半額の800円)
相方(妻)は、マイナンバーカードを私は運転免許証で住所を提示します。相方は、マイナンバーカードをマイナポイントの還元のために作ったばかりですが、こんなところでも役にたったと喜んでいます。
今回この新型コロナに対する国の施策で、今まで必要と感じなかったマイナンバーカードが注目され、多少普及率に貢献しているように思います。
さて、ロープーウエイの乗車時間は5分と1時間以上かけて登山をしている身としてはあっという間の出来事です。その時間を使って観光案内をすると、左に見えます小高い山は北海道神宮に近い「円山」で標高は225メートルです。
また手前に見えます白いストゥーパ(仏舎利塔)は「平和祈念塔」と呼ばれています。インドの初代首相「ジャワハルラール・ネルー」から贈られ、太平洋戦争の犠牲者の冥福と世界・日本の平和を祈る目的として建立されています。
ストゥーパ(仏舎利塔)と言えば、インドネシアのジョグジャカルタにある仏教遺跡のボロブドール遺跡が有名です。長い間密林の砂の下に埋まっていた世界遺産です。
※下の写真は、2016年4月40日に行った海外旅行、インドネシアのジョグジャカルタにあるボロブドール遺跡のひとこまです。
※半壊してしまったストゥーパから釈迦牟尼仏があらわになっています。
(※世界の観光地がこのように所々に人が集まっているように、一刻も早く賑わいを戻ってほしいものです。)
「ロープウェイ山麓駅」にあるエゾリス「もーりす」は、藻岩山山頂が改装されてからどこに行ったのかと思っていました。
こんなところにいるではないですか!
ロープウェイの乗車改札口前に、マスクをしていました。
中腹駅で「もーりすカー」に乗換えには、観光道路を使って来ているマイカーの人とも合流するので、少し人が並び待ち時間がありましたが、圧倒的な早さで山頂駅です。
乗り込むと、あっという間に到着です。アプト式のような登山列車のような急勾配を登っていきます。
降車して山頂駅を出ると、登山来た時のいつもの風景が広がっています。
標高は531メートルの藻岩山は秋の紅葉の眺めもきれいですが、なんと言っても夜景がオススメです。
札幌市の良さは、市内中心部から4km西側に向かうだけで自然豊かな「原生林」がある山並みが迫っていることです。見上げた山々は、季節を少しだけ時間を進めます。すでに青々しい木々の葉は、黄になり紅がアクセントをつけていきます。
今日は、下りを登山ルートのひとつの「旭山記念公園ルート」を使います。慈啓会ルートと分岐する過ぎ、さらに旭山公園の手前に「森の家」への分岐に向かいます。
森の家では登山者の休憩やトイレもつかえますが、自然観察の資料に目を通すこともできます。
少し遠回りにはなりますが、旭山公園の園内を歩いて行きます。
雪の訪れを待つかのように、フワフワと雪虫たちが道を塞ぎます。あまりの多さに枯れ葉で顔をふさいでみます。
もう少し紅葉の赤が強くなり、空気のなかに光る雪が舞い降りてくるまであと少しです。
札幌の藻岩山にいる動物をモチーフに北海道の木(道産材)を使用して時計を作ってみました。今回は「エゾリス」です。