思えば、「小泉内閣メールマガジン」の創刊準備号からでした。
その配信は2001年05月29日号から配信されました。
当時の配信数は、驚異的でインターネット社会へ変化を感じるものでした。
メルマガを商売ベースで考えると、その配信登録者数の規模は景気を押し上げる起爆剤になるとも分析されていました。
その購読を続けていた訳は、時々の政権の人となりが見えてきたことにあります。
通常なら選挙でしか見えない言葉や主張などが話し言葉のように近く感じていたこともあります。
その雰囲気を表しているのが、当時の首相の小泉総理大臣からの一声です。
『メールマガジンの創刊にあたって
小泉純一郎です。私のことを「変人」とかライオンのような髪型ぐらいし
か知らない方も多いのではないでしょうか。この「小泉内閣メールマガジン」
で、小泉内閣の素顔を知って頂きたいと思います。・・・』
このメルマガの発行を機に、政治が身近な事に近づいた瞬間だったように感じます。
当時の発行者として
総編集長: 内閣総理大臣 小泉純一郎
編集長: 内閣官房副長官 安倍晋三
発行: 内閣官房 内閣広報室
と書かれています。
小泉総理大臣のメールマガジンは、5年間+αの2006年9月21日の250号で最終回となりました。
この5年間の意義は、日本のインターネットが大きく動いた時と感じています。
ISDNやADSLなどのダイヤルアップで接続していたのが、常時接続が可能になりインターネットコストが安くなった時代でもあります。
それらの環境が整ってくると、eコマースの市場は大きく拡大していく一方で、このgooブログのように、個人がそれぞれを主張するblogというメディアを手に入れて行くようになったと記憶しています。
それ故に、最近の「首相官邸メールマガジン」と名を変えた情報は、HTMLなどの量的な内容は多くなっているにもかかわらずに、当初からの人となりが見えにくくなってしまっていた事です。
それが一番の配信停止をした理由です。
また、こんなに世界がIoTでつながっている時代に、インターネットのセキュリティの担当大臣が、PCは部下に指示して使う物と言ったりと普及に対する政府の見解が懸念されます。
日本にとって、遅れていたインターネット環境を、せっかく世界に追いついて来たというのに、という気持ちです。
このように、メルマガが国民と政府を繋ぐ役割は終えてしまっていると感じています。
国民の大半がSNSなどをケータイを経てスマホで扱い、メールやメルマガより近いコミュニケーションを選ぶようになっています。そこに現在「セキュリティ」の壁が立ちふさがっている時代だと感じています。
今回の記事を書くにあたり、初期のメルマガ購読当時は、Macをメインに使っていましたので、MOかDVDにアーカイブしておいた記憶があり探してみました。なかなか見つからずにネットを調べていたら、「内閣メールマガジン」ととしてバックナンバーのページにありました。
年の瀬に、PCの中も大掃除、その一環でした。
大掃除とまでいかずに、家事の心得を変えるチャンスに新年に使うのはどうでしょう。
運気が上がるとも言われています。
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1,097円の差の読書は考えてしましますね。
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