北欧の白夜の街ヘルシンキの日本食堂
昨日、Amazonプライム会員の100円映画レンタル(すでに終了)を書かせてもらった。
観たい映画があったので、いくつかを鑑賞してみた。
100円なら満足感が大きいモノばかり。
そんななかで相方(妻)も、「かもめ食堂」を観たいと言い出して視聴をはじめた。
こちらは、他の視聴でほとほと疲れてしまって寝てしまった。
翌日、よかったという相方の言葉に、興味をそそられる。
視聴期限の48時間のうちまだまだ時間が残っているからと、休みの日曜日は以前からの予定をこなしていた。
「夜にでも見よう」と軽く考えていた。
1ヵ月の中で4~5度ある「日曜日」は、結構忙しい。
テレビ画面に向かっている日と定めると、Video On Demand(VOD)の日となることもしばしば。
HDDに撮りためたコンテンツの視聴、動画配信サービスのAmebaTVやNetflix、docomoのスマホなのでdTVオリジナルも選択肢にはいる。
それぞれ、特徴があるので無料のモノ以外は月額費用を払って契約して見ている。もちろん2006年からAmazonはプライム会員。
そんなことをしていたら、とうとう肝心の100円映画レンタルが終了。
「よかった」と言われると無性に気になってしまい、通常の金額を払っても見ようかと思ったほど。
「Fire TV Stick」を差してあるTVのAmazonのコンテンツをみていると、普段視聴している「Hulu」のアイコンを何気なく選択。
映画のカテゴリーに、「かもめ食堂」があるではないか?
気持ちの切り替えはすぐにはできなかったが、すぐに鑑賞することができると前向きになる。
Huluとて、月額費用を払っているから無料ではないのだが・・・。
内容と言えば、淡々と流れていく心地良いドラマ。
北欧のフィンランドのヘルシンキが舞台。
そこで、日本の食堂をオープン。
そこの人とのふれあいだけである。
主人公の小林聡美は、役者として真剣に見たのは「転校生」以来でさすがの名演。
登場人物が少ないので、間が重要な映画だと思ったが脈々と過ぎていく。
北欧特有の白夜が持つ、淡い明るさと北欧の雑貨が興味をそそる。
相方がよかったというのもうなずける。
ジャコウネコのコーヒーおいしい入れ方はおまじない
ネタバレにならぬように書くが、
コーヒーをおいしく抽出する方法があるのだという。
このかもめ食堂に来店した男性の言葉である。
そのおまじないは、ドリッパーに入れた挽いたコーヒー豆を平に均したあと、ひとさし指で真ん中に穴を開けること。早速、普段コーヒーを出さない相方が、そこの部分までやって見たらしい。
「おいしい」はず、と言って湯を注ぐ段になってバトンタッチ。
確かに、科学的には疑問だがおいしいような気がしてコーヒーを飲んだ。
映画の話に戻ると思わぬ展開が待っている。
その男性のコーヒーに詳しい事情が分かってくるのはある事件がきっかけ。
その男は、お礼としてコピ・ルアク(ジャコウネコのコーヒー豆)をもってくる。
知る人ぞ知る「まぼろし」と言うよりも高級コーヒー豆である。
以前、インドネシアに旅したとき、「ルアックコーヒー」として購入してきた事がある。
それぞれ違った店の商品。ジャコウネコも自然飼育による給餌と強制給餌があるらしいから品質もまちまちらしい。
ジャコウネコは、コーヒーの赤いおいしい実だけを食べる。
それが、完全に消化されずに糞と混じって出てくる。
そのコーヒー豆が「ジャコウネコのコーヒー」である。
自然飼育による給餌だとこんなレベルでしか作ることができないらしい。
そんな事を思い出させてくれた。
画像が流れていくなかで井上陽水のアルバム「陽水II センチメンタル」に入っている「白いカーネーション」が挿入されていた。
陽水II センチメンタル | |
井上陽水 | |
ユニバーサルJ |
マリメッコ(Marimekko)のファッションやイッタラ(iittala)の食器など実に凝っている。
Amazonの視聴レビューも見たが、圧倒的に女性ファンし支持されている。2006年放映当時のレビューで「フィンランドへ旅行に行きたくなった」とか「本当行って来た」などが印象的だった。
そして、この映画のリピーターが多くいる事が納得できた。
エンディングに懐かしいこれも同じく井上陽水の楽曲「クレイジーラブ」とともにエンドロールしていく。