ロックバンドの変遷を例に考えてみると、その本質が見えてくる。
今回は、
ブルーハーツ
→ハイロウズ
→クロマニヨンズ
*バンド名の頭の「ザ」は省略
言わずと知れた日本トップのロックバンドの変遷だ。
僕の解釈はこうだ。
ブルーハーツ
=めちゃくちゃメッセージ性が強い
その為の、メロディーやリズム歌詞の融合が、人間を身体の内側から揺さぶる感じがする
ハイロウズ
=言葉がシンプルになり、色々な解釈ができたり、言葉遊びをいれたりと、メッセージ以外の部分でも楽しめる音楽
クロマニヨンズ
=より原始的に、音を、音楽そのものを楽しもうという形式
何が言いたいかというと、音楽の楽しみ方は、大きく2つあると考えていて、
①言葉を楽しむ
②音を楽しむ
①は正に、この歌のメッセージは何か?
って事。日本人の多くは、歌詞、めっちゃ見る。
僕もその1人な訳だが、文書と違って良いところは、そこに「音」が加わる事。
文書であれば、全てを説明していかなくてはならない。
一方、音楽は、例えば、「天国行きの切符」という歌詞があるとして、それが果たしてポジティブな話なのか?
それともネガティブな話なのか?
それは、音やリズムで作者の意図を表現する事ができるのだ。
↑これってめっちゃ便利。
ブルーハーツの話に戻ろう。
ブルーハーツでは、全てを出し切るかの様な強烈なメッセージ性は、ハイロウズを経由して、クロマニヨンズになる事で、余計な部分をどんどん削ぎ落としていった感じがするのだ。
もちろん、それは我々の楽しみ方の問題で、僕は、まだまだブルーハーツとハイロウズの方がしっくりきて、クロマニヨンズの音楽性(音を楽しむ)には至っていない。
こうやって考えみると音楽は、「言葉」と「音」で楽しむという事が理解しやすいと思うのだ。
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