よく分からない人も多いだろうから。
メタバースとは、Wikipediaで見ると、
「現実世界とは異なる3次元の仮想空間やそのサービスの事」
となる。
最近、メタバースについて書いた本を読んだが、「もうひとつの世界」と表現していた。
こちらの方がしっくりとくるかも知れない。
メタバースを「もうひとつの世界」と定義し、考えてみる。
寝る事もある意味メタバースだなと。
僕の予想だと、人間は現実世界で脳をフル活動して24時間を過ごす事はできなくて、現実世界へのリスクヘッジとして、寝る事で休息と情報整理、それに夢を見るのだろうと思う。
つまり、メタバースが今になってもてはやされているが、人間の仕組みとして当たり前がゆえの必要世界なのだろう。
マンガ、アニメ、映画、ドラマ、音楽、絵を描く事など。
これらの妄想・空想の中には全て、その世界観が存在する。
ネットを介していないので、真の意味でメタバースではないが、本質は同質である。
現実だけを捉えて生きにくい人の多くは、これらの世界観の中にある意味自分のアイデンティティの軸を持ってくるのだと思う。
現実じゃないから良い。
リスクもだいぶ減る。
それが故にSNS上でのモラルが問われる様になってきた訳ではあるが。
今後も様々な形のメタバースが登場するはずで。
自分の居心地の良いメタバースを発見した時、果たして現実はどう見えるのか?
100年後の人間は、そこに時間を使う価値を見出せなくなるかもしれない。