私はいつも、お昼休憩には家に帰ってご飯を食べている。
歩いて5分なので、ちょうど気晴らしにもなってラクなのだ。
弁当作らなくてもいいし、残りモノとか納豆とか家にあるもので済ませている。
あ~疲れた~と思いながら職場から帰っているのだが、いつ頃からか、最近はいつもお昼にはスズメがチュンチュン鳴いている。結構たくさん。
道沿いのフェンスのすぐそこに、枯れた草木が混じった、錆びた鉄製の四角い何かにたくさんとまってチュンチュンチュンチュンと賑やかに話をしている。
スズメもお昼休憩?
そばを通っても逃げないし。
ちょうどそばを通る時だけ
チュンチュンがピタリと止んで、通り過ぎた途端、またチュンチュン話している。
同じ時間に同じ場所に居るスズメたち。
何を話しているんだろう?何をしているのだろう?
一体どこで寝てるんだろう?
時間が分かるの?
鉄の上にとまって冷たくないん?
いつ来て、いつ飛び立ってるん?
謎だ。
錆びた鉄や草木はちょうど色がスズメと同化する色だけど、歩道の横は車が結構通っているのに、大丈夫なん?と思いながらも、チュンチュンがまた聞こえると嬉しくて、いるいる!
と思いながら…
寒そうに丸くなったスズメたちをちらりと横目で見るのが最近の楽しみとなっている。