古知丸さんちのブログだよ

いいかげんにいい加減

2014年度の予算は「1260万円」

2020-09-19 22:50:16 | その他なんだかんだ

「1260万円」とは「ふるさと大垣推進事業」の2014年度当初予算である。

以下の画像の赤線はオリジナルに無い。

▼『平成26年度 大垣市当初予算の概要』()p.27から▼

 

▼『平成26年度 大垣市予算主要事業一覧表』()p.25から▼

 

『平成26年度 大垣市当初予算の概要』にも『平成26年度 大垣市予算主要事業一覧表』にも「文部科学省の教育課程特例校の申請を行い、」と書かれている。

なお、2014年1月7日(火)、大垣市長は年頭記者会見の中で「ふるさと大垣推進事業」について触れた。その際に記者発表資料として配布されたのが『ふるさと大垣推進事業について』()だったらしい。

この記者発表資料には「文部科学省へ教育課程特例校の指定を申請し、」と書かれている。

▼2014年1月7日(火)大垣市長年頭記者会見資料『ふるさと大垣推進事業について』▼

▼無空欄無改行文字塊▼

記者発表資料平成26年1月7日所属教育委員会事務局学校教育課担当課長:佐野係:上野連絡先0584-81-4111(内線773)ふるさと大垣推進事業について1.目的平成27年度より、すべての小中学校において「ふるさと大垣」の時間を設け、ふるさと「大垣」の素晴らしさを知り、先人や地域発展に尽くした人々の感謝の気持ちや、ふるさとへの愛着をもつことにより、未来に夢と希望を持ち、今をひたむきに生きる子どもの育成を目指す。2.事業概要文部科学省へ教育課程特例校の指定を申請し、平成27年度から「ふるさと大垣科」(仮称)を教科として新設する予定である。平成27年4月には、全ての児童生徒に配付できるよう、平成26年度中にふるさと学習に必要となるテキストを大垣市文教協会と一体となって作成する。県内で初めて、大垣独自のテキストを使用して、教科「ふるさと大垣科」(仮称)を市内すべての小中学校で実施する。(1)テキストの構成第1部:自然・歴史・伝統文化の薫るふるさと大垣(小3~小6用)第2部:未来に夢と希望をもつふるさと大垣(中1~中3用)第3部①:俳句・文学の薫るふるさと大垣(小1~小6用)第3部②:俳句・文学の薫るふるさと大垣(中1~中3用)(2)配布対象各部とも使用対象学年の児童生徒に1人1冊市内教職員には1人1セット(第1部~第3部)(3)作成部数第1部:17,200冊第2部:12,600冊第3部①:17,200冊第3部②:12,600冊※平成27年度児童生徒分に加え、以後5年間(平成28年度~32年度)の新入児童生徒分も含め一括して作成する。

ATOK市長もATOK教育長も何らかの理由で「2014年度当初予算1260万円」を確保したかったのだろう。


ATOK市長のコトダマ発言

2020-09-19 19:41:21 | その他なんだかんだ

こんなツイートを見た。

▼2020年9月18日のツイート()から▼

このツイートに心ひかれて大垣市議会の会議録を読んでみた。

2014年3月3日の会議録だ。

市長の発言が読めた。

市長の発言は「本日ここに、平成26年第1回市議会定例会が開会されるに当たり、提出いたしました平成26年度の予算及び条例その他の議案につきまして御審議を賜るものでございます。」で始まっている。

読み進めて数十秒後、思わず「えぇえっ?!」と声が出てしまう一節があった。

その驚きの一節を画像にして紹介する。驚いたことを伝えたいので大げさな画像にした。

▼2014年3月3日・大垣市議会での市長発言ピックアップ▼

驚きの一節を含むオリジナル発言も、中略しつつ、画像にした。赤字部分はデザイン加工処理。

▼2014年3月3日・大垣市議会での市長発言▼

 

▼無空欄文字塊▼

◯市長(小川敏君)本日ここに、平成26年第1回市議会定例会が開会されるに当たり、提出いたしました平成26年度の予算及び条例その他の議案につきまして御審議を賜るものでございます。説明に先立ちまして、私の市政運営に対する所信の一端を述べさせていただきたいと思います。初めに、昨年4月に大垣市長として4期目の重責を担わせていただき、1年間職責を全うできましたことを心から感謝いたしますとともに、議員各位を初め市民の皆様の温かい御指導と御協力に厚くお礼申し上げます。【中略】それでは、平成26年度予算で取り組んでまいります主な事業の概要につきまして御説明申し上げます。まずは、優先的かつ重点的に取り組む五つの重点プロジェクトの概要につきまして申し上げます。【中略】続きまして、四つ目の子育て日本一プロジェクトでは、学校や地域での教育環境を充実するとともに、子供が健やかに成長するまちづくりを進めてまいります。まず、情報技術の変化が著しい昨今、電子黒板を各教室に配置してある東中学校をモデル校としてタブレット端末を導入し、協働学習や個人学習での活用を通じて、生徒の知識や情報を活用する能力を高めてまいります。また、文部科学省の教育課程特例校として、平成27年度から市内全ての小中学校でふるさと大垣を教科として新設するため、授業で使用するテキストを作成してまいります。【中略】以上、平成26年度予算の基本的な考え方の一端を申し述べさせていただきました。依然厳しい財政状況ではありますが、第五次総合計画基本構想の将来都市像の実現に向け、市民重要度の高い事業を優先しながら取り組んでまいりたいと存じますので、議員各位を初め市民の皆様の御理解を賜りますようお願い申し上げます。

 

この市長発言をもとに市議会で2014年度予算の審議が始まった。

とすると、「ふるさと大垣科」の「授業で使用するテキストを作成」する予算について、「議員各位を初め市民の皆様」は市長発言に騙されたまま審議した可能性がある。

言霊はコトダマと読むが、「ことばでだます」も略せばコトダマだろう。

「ATOK市長のコトダマ発言は2014年、雛祭りの日に行われた」と後世の歴史家は記すかもしれない。