モアイグレー

普段使い出来るTALEXレンズとして、画期的なモアイシリーズ。

先日、度なしサングラスをタレックスでご注文をいただいたＷ様、
今回はコンタクトを付けない時用の、度付きメガネをタレックスレンズに交換、
モアイグレーでご注文いただきました。





セッティングして、



加工機でカット。



度数の関係で、少し厚めのレンズですが綺麗なカットに仕上がりました。





フレームに取り付け



完成！！

薄いカラーなので日中のみならず、
室内や夜も掛けられるTALEXとして重宝していただけると思います。

バンド

こちらは、腕時計の金属バンドのバックル部分。
矢印の箇所にヒビが入ってしまっております。

当店でご購入いただいてから、約7年、学生生活を共に過ごされてきた時計です。

ケースとバンドが一体でデザインされた時計なので、
純正バンドしか取り付け出来ないのですが、残念ながら純正バンドは欠品・・・

当店の在庫バンドの中に偶然、バックル部分の共通なものを発見。



必要な部分を取り外します。



まったく同じ形状！！



新たにステンレスピンを切り出し、



組み立て、



ピンの両サイドをカシメます。



完成！！

これで新社会人になっても、まだまだお使いいただけます。

カットクリスタル

綺麗なグリーンの文字板が気に入られて、ご購入されたというこちら、
やはりオーナー様と長年過ごされてきたレディースウォッチです。



カットクリスタルにグラデーションのカラー文字板、当時はかなり先進のデザインでした。
近年のレディースウォッチにも、採用しているモデルがありますね。





オーバーホールさせていただきました。



婦人用のこのサイズの中に、巧みにカレンダー機構を組み込んであります。



自動巻き機構も、ダウンサイジングでキッチリ。

精緻な設計にセイコーらしさが光ります。



ケースポリッシュして



純正のバンドを取付けて完成！！

ジュベニア 2/2

ジュベニアケース編。

非防水のケースですし、日本の多湿の環境で使用なので
各ケース部品の接合部には緑青が発生しています。

胴部



ベゼル部



裏蓋部



出来るだけ腐食部分を取り除きました。



リューズも長年の使用で擦り減って、巻き難くなっていましたので、交換します。



矢印部分は本来、バネで動くようになっているのですが、固着して動かなくなっていました。



巻き易く、少し大きめのものに交換させていただきました。
同時に錆の発生していた巻真も錆取り・錆止めしました。




今度は、バネ部もしっかり機能しますので、ケースと隙間も出ずにピッタリです。



風防はポリッシュして仕上げ、



雰囲気の良いバンドも綺麗に洗浄して取り付け、完成！！

ジュベニア 1/2

オーバーホールでお預かりしました、ジュベニアの手巻腕時計。



スイス時計らしいシンプルで品のあるケースラインです。

こちらは約50年、ご依頼主様の人生と共に過ごしてきた時計だそうです。





長年の使用により文字板やケースに痛みはありますが、
これもまた、この時計の歴史です。





ゼンマイの入る、香箱も中心部分が擦り減っていましたので
分解して適切なクリアランスに直して、組み込みます。





また、これまでに幾度かの修理が行われた際に
傷つけられてしまったと思われるネジ類も、研磨して綺麗に整えました。





ネジも綺麗になると、見た目にもスッキリします。



そのほか、部品の錆取り等行い、組み上げ、ムーブメントの完成です。

次回、ケース編へと続く・・・