ロングセラーだったシチズンのクォーツ式振り子掛時計。

絶版になってかなり経ちますが、
現在もご愛用の方の多いモデルです。

長年お使いのお客様より、
修理のご依頼をいただきました。

ケースから時計部分を取り出します。

リン棒が一本、折れていました。

ムーブメントをベース板から取り外します。

折れていたリン棒は、

当店在庫部品のリン棒を用意し、

音色が同じになるよう長さを調整して

リン棒ベースに取り付けます。

古い形式のムーブメント(右側)は

少し小型になった新品のムーブメント(左側)に交換します。

ムーブメントが小型になったので、

ベース板にスペーサーを製作追加します。

新たにレイアウト・配線し取り付けます。

ケースに組み込んで

文字板・針を取り付けます。

裏ブタ止めのストッパーが

劣化して曲がっていましたので、

新品の裏ブタを用意ます。

ストッパーがシッカリとなり確実に収まります。

完成!!

電子音ではないリン棒打ちの音色が復活しました。