白エクスプローラー

オーバーホールでお預かりしました、エクスプローラーⅡ。



スポーツモデルだとブラックダイヤルが多いですが、
ホワイトダイヤルもスッキリしていいですね。



ケースから取り出して、



分解していきます。



こちらは、ゼンマイも切れており交換します。



中心部分で切れてます。





香箱からゼンマイを取り出します。



新品のゼンマイを組み込み、



ムーブメントを組み上げていきます。





仕上がったムーブメントをケースに入れて、



完成！！

年輪 2/2

年輪の続きです。



針を取り付けます。
もともと付いていた針が、新ムーブメントに使用可能だと、
時計の表情が同じになるので良いのですが、



時・分針は取り付け方式が同じなので、そのままで取り付きました。

秒針は・・・



左が旧ムーブ用、右が新ムーブ用。
形状が違います。





見える部分のデザインは同じなので、新ムーブ用秒針の長さをカットし、



秒針も取り付きました。
機械と文字板の間に、スペーサーを入れて合わせているので、
ガラスとのクリアランスも、しっかり確保できています。



ガラスをセット。





木枠に取り付け、



完成！！

年輪 1/2

年輪。

その名の通り、輪切りの木材に時計を埋め込んだ置時計。
和室にはとてもよく合う置時計でしたが、材料やコストのためか、
残念ながら現在は生産されていません。



修理でお預かりしましたこちらの時計は、４０年ほど前に記念品として贈られたもののようです。
“かえで材”を綺麗に仕上げて作られています。



ムーブメントもクォーツの古いタイプ。



分解していきます。
木枠から時計部分を取り外します。





文字板から針を外し、



ムーブメントが取り出せました。



取り出した単２電池仕様のムーブメント。
約４０年も前のクォーツなので、補修部品は皆無です。



新品の単３電池仕様のムーブメントに交換します。



ムーブメントの厚みが違うので、スペーサーを製作して取り付けます。





文字板裏にあるダボに合わせてスペーサーにカットを入れます。





これでズレなく取り付け出来ます。



出来上がったスペーサーを合わせて、ムーブメントを取り付けます。





ダボの部分もピッタリ！！

次回、完成へつづく。

あやめまつり

当店から歩いて数分のところにある、水郷潮来あやめ園。
現在、「第６５回水郷潮来あやめまつり」が開催されています。





残り１０日ほどとなりましたが、人気の嫁入り船等々、イベント盛りだくさんです。

時の記念日

本日、６月１０日は “時の記念日” です。

我々、時計師にはとっては特別な日。



滋賀県大津市にある、近江神宮。

時の祖神である天智天皇を祭っております。
こちらでは毎年この日に “漏刻祭” が行われます。

競技かるたを題材にした映画も公開されましたし、
近年は「かるたの聖地」として訪れる人も多いようです。