以前にシチズンから発売されていた“ASCENDA”、
高級ラインの腕時計でした。
お預かりしたこちら、18金のケースで薄型の婦人用。
このようなクラスでも、年数によりメーカーでの修理受け付けは終了してしまいます。
当店の工房にて、オーバーホールさせていただきました。
18金ケースなので錆つくことはないのですが、
ケースが長年の使用により強固に固着していました。
表側からムーブメントを取り出す構造なので、ベゼルを外さなければなりません。
金ケースですので、無理な力はかけられないので、
丁寧に時間をかけて、何とかベゼルの取り外しに成功!!
こびりついていた汚れ。
ベゼル側にも・・・これが接着剤のように固まっていたのでした。
機械を取り出して、オーバーホールします。
駆動トルクの小さいクォーツ式は、油の劣化が止まり等、不具合の原因になります。
穴石に、油かすがこびり付いています。
取り除き、洗浄します。
組み上がって、
完成!!
ケースも磨きあげましたので、綺麗になりました。
やはり高級ライン、シンプルでありながら良い佇まいの時計です。