⚫社会・政治(今日)
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楽しい話を記事に描きたいなぁ〜。
と考えを巡らせていた矢先...
ニュースで、岸田総理のコロナ対策に対する話を見てしまい、楽しくない記事になってしまいました。
前から、コロナの全数把握の業務が負担になり、業務崩壊している病院があると報道され、全数把握の見直しの話が出ていましたが...
爺は、ニュースを観ていて固まりました。
それは、岸田総理の言葉です。
新型コロナ感染者の全数把握の見直しについて、自治体の判断で可能にする。
高齢者や重症化リスクの高い感染者にしぼって報告を求めることを可能にする。
はぁ〜〜〜〜〜????
思わず取り乱して、サイズと色を変えてしまいましたm(_ _)m
小池都知事は、いち早く反応しましたね。
全数把握の見直しは、ただちに行わない。
という話と共に、
ここで緊急で(全数把握の見直しについて)手をあげるというようなところに今至っているのではなく、この後、どういう状況ですすめていくのかよくみていきたい。その上で判断したい。
根本問題は、電子カルテと感染者情報を管理するHER-SYSが連動していない点である。
だよねぇ〜〜〜!!!
あっ、また取り乱してしまいましたm(_ _)m
今回の岸田総理の発言には、かなり大きな問題がいくつかあるのです。
解説しますね。
・感染者のしぼり方
これが、統計をとる上で一番重要になります。
なんのために統計をとるのか?
今までは、全数把握をすることで、
県・市町村・世代・重症者・死者・推移他、様々な状況を見ることが出来ました。
岸田総理の発言を確認すると
高齢者や重症化リスクの高い感染者にしぼる
とあります。
高齢者でも、体が達者な動き回る人もいますが...
動き回るのは高齢者ではなく、50代以下の世代です。
特に若者はあちこち動き回ります。
また、集団感染から家庭内感染を引き起こす最大の原因は、子供たちです。
そこのデータが一番重要だと思うのですが...
高齢者や重症化リスクの高い方のデータをとってどうするのでしょう???
さっぱり理解できません。
・自治体の判断で可能にする
現在のコロナの感染者情報を管理するシステムは、国が先導して作りましたよね?
「システムを簡素化して欲しい」
という病院からの要望をよく聞きますが...
国のシステムだから、県では何も出来ません。
また、小池都知事の発言にあった電子カルテと感染者情報システムの連動。
これがもっとも重要なのです。
現在は、パソコンで患者のカルテを管理している病院がほとんどですが...
このカルテのデータをボタンひとつで国の感染者情報のシステムに書き写すことが出来たら、病院の負担は半分以下になるのです。
今は、診察で電子カルテを作るのとは別に、国のシステムに、住所、氏名他、電子カルテに記載されている情報をもう一度登録しなければならないので負担が大きいのです。
数日前には、この国の感染者情報のシステムをもっと簡易的なシステムに変更する必要があるというニュースが流れていたので、ますます小池都知事は動けない状況なのです。
国が新しいシステムを作るなら、その仕組みがわからないと、どのように対応していくかが分からないですもんね。
・国の感染者情報システムと電子カルテの連動
前の項目でも話しましたが、病院では、日常業務で患者のカルテを作ります。
今は電子カルテの病院がほとんどです。
この病院の電子カルテから、ボタンひとつで国の感染者情報システムにほとんどの項目を描き移せたら、これほど楽なことはありません。
それが出来ない理由はいくつかあります。
ひとつめは、国の感染者情報システムを設計する時に、電子カルテからの情報吸い上げなんて、全く考えていなかったということです。
ただ作ればいいという、
国らしい...
受注した大企業らしい...
安易な考えです。
ふたつめは、電子カルテシステムが、ひとつじゃないからです。
電子カルテのシステムは、色々なメーカーから発売されていて、メーカーそれぞれの仕組みが違います。
だから、電子カルテからボタンひとつで情報を移し替える仕組みを作っても...
全てのメーカーの電子カルテシステムで実験をしなければならなくなって、ものすごく作るのが大変になるのです。
今、爺の住む市の病院は、患者が希望すれば市内の病院にかかった患者の電子カルテの情報を、どこの病院でも見ることができます。
事故で手術となった時に、内科の他の病院のカルテを見て、この処置は出来ない等の判断が出来るわけです。
これと同じように、電子カルテから簡単に国の感染者情報システムに登録出来るシステムだったら、負担は大きく減ると、小池都知事は話していたわけです。
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