爺の独り言+

予期せぬ応援コメントが未だに届きます。皆様には本当に感謝致します。

鬱病について考える

2023-03-22 17:14:46 | ココロの風邪
⚫ココロの風邪(最近)

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馬鹿も一心の嘘を暴きます!
水仙の嘘を暴きます!


最近...
とても不思議に思うことがあります。

それは「自分は鬱である」という話をする人がいるということです。

なぜ不思議なのか...
鬱の時に「自分が鬱である」なんて、普通は言えない状態だからです。

最近の若者には、非定型鬱病という症状も生まれてきましたが、それは若者の話です。

非定型鬱病についても後述したいと思いますが、鬱病とはどんなものか?ということについて書き記したいと思います。

一般的な方が思う鬱病のイメージは
「気分が落ち込む」
という感じではないでしょうか?
心療内科や精神科でこのような話をしたら、医師は抑うつ状態と診断してもらい、自分は鬱病だと思うかも知れません。
また、話を聞いて、適応障害や双極性障害と言われる方もいらっしゃると思います。

しかし、気分が落ち込むだけでは鬱病とは診断されにくいと思います。
理由は鬱病の特徴にあります。
鬱病は「気分が落ち込む」を通り越した症状です。
「感情がほとんどなくなります」「原因不明の恐怖に震えます」「眠ることも怖くなります」「何も出来なくなります。」
食事やトイレ等の家の中で必要なことは出来ますが、恐怖(不安)以外の感情が死んでいるので、通院以外の外出は出来なくなりますし、出かけたいという感情もなく、出たとしても、原因の全く分からない恐怖で震え、車や家に逃げ込んで倒れてしまいます。

これが本当の鬱病です。
なので、鬱病の症状を調べると
「楽しみや喜びを感じない」
「良いことが起きても気分が晴れない」
というふうに出てくるのです。

原因なんて分かりません。
原因を考える気持ちの余裕すらありません。
分からないけど怖い...
分からないけど何も出来ない...
分からないけど考えられない...
そんな日々が続きます。
(怖いという感情すらない方もいるかも知れません。)

爺は、その状態を2回体験しました。

一度目は30代中盤くらいでしょうか...
2年以上、こんな状態が続きました。
全般性不安障害も併発していたので、不安と恐怖の感情はすごくありましたが...
何が不安なのか?
何が恐怖なのか?
なんて、全く分かりませんでした。

子供大好き。
今の時代なら絶対保育士の道を選んでいた爺ですが...
当時は、見ず知らずの小さな子供がこちらを見て笑顔になるだけで、恐怖に怯えて、パニックを起こしました。

それが本当の鬱病です。

恐怖に関しては、爺の全般性不安障害のためという理由があるので、少し違うのかな。

世の中全てのことにココロが動かなくなるのが鬱病の特徴です。
脳のエネルギーが欠乏した状態になります。

鬱病にかかりやすい人の「性格傾向」ですが...

義務感が強い
仕事熱心
完璧主義、几帳面
凝り性
常に他人への配慮を重視し関係を保とうとする
このような脳のエネルギーをたくさん使う性格の持ち主に現れやすいそうです。

エネルギーをたくさん使っても結果が出ない
エネルギーを使いすぎて脳のエネルギーが枯渇する
そんなことがきっかけになるので、特徴的な部分が全てはじけ飛んで感情が無くなるのです。
他に、遺伝的要因や身体疾患からのものもありますが、レアケースなので省略します。



そして、最初にお話した「非定型鬱病」について触れたいと思います。

こちらは、近年認められるようになった「鬱病の枠に当てはまらない鬱病」で、20代〜30代の女性を中心に現れる症状です。
診断基準は2つあり、

良いことに関しては明るい気分になる。

以下のうち、少なくても二つが当てはまる
・激しい体重増加、食欲の増加
・過眠
・手足に鉛のような重さを感じ、動かすのが困難となる
・社会的、職業的障害を引き起こす長期に渡る対人関係拒否過敏性
・上記の症状発現時に従来のうつ病、緊張性鬱病の特徴の基準を満たさない

これが非定型鬱病の診断基準となります。


今更ながら、鬱病とは何ぞや?という記事を書きました。

爺は本当にこの経験があります。
まさに廃人になりました。
しかも、全般性不安障害という厄介な症状も起こったので、廃人になりながら、原因も全く分からない不安と恐怖にずっと襲われ続けました。

この記事を読んだ方は、体験していなくても分かるでしょう...

「自分は鬱病である」なんて、考えられないし言えないのが鬱病です。

楽しみどころか、すがる所もなくなります。
唯一病院くらいでしょうか?
それもすがる感情はなく、唯一残された義務感で通っていた状態でした。

そんなことが、爺はなぜ言えるか?
鬱病は治ったからです。
パニック障害も治りました。
全般性不安障害は、精神的に追い詰められると少し頭を出してきます。
不眠症とストレス性蕁麻疹はゴリゴリに残っています( ̄▽ ̄;)
しかし、鬱病が治ったからこそ、過去の鬱病体験を振り返ることができ、考えることが出来るようになりました。
未だに鬱病だったら、自覚もモテないココロの状況なので「病院から言われている」としか書けませんし、ブログそのものが出来ない状況です。


最近、思うのです。

「自分は鬱だ」

って...
鬱病じゃないじゃん。
楽しく遊んでいるじゃん。
ブログ長続きしてんじゃん。
涙を流した?
そんな感情起きないし、人と会えないし。
非定型鬱病にも当てはまらないじゃん。
もっとも非定型鬱病は若い方に起き安い鬱病ですが。

でも「ブログにしっかり書く」のです。
「自分は鬱病だ」
って。
それって、違うよね?
ちゃんと勉強なり医師からしっかり聞いた上で話さないと、ただの嘘つきになりますよ。





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知らぬ顔しか出来ませんが…

2022-12-08 21:05:44 | ココロの風邪
⚫ココロの風邪(今日)

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馬鹿も一心の嘘を暴きます!
水仙の嘘を暴きます!


それは昨日のこと…

随分前にフォローを解除させて頂いた方のブログを何気なく読みました。

その方は、ココロの風邪をひいている方で、職場の退職期限が近づいていて、今後について切羽詰まって来ている状況に見えました。
(過去5日程の記事しか読めていませんでしたが…)

フォローを解除した爺が発言して良いものか悩みましたが…

コメントを入れさせて頂きました。

実は、昨日と今日の爺はとても忙しかったので、昨日のコメントは最低限の情報提供しか出来ませんでした。

そこに書いたのは、爺の過去の体験でした。

職場に所属しながら、傷病手当金を受けて何とか生活と社会復帰を目指していましたが、任期満了?契約満了?で会社都合で退職することになり…
職場から離職票をもらい、その後で心療内科で働けることをアピールして医師の診断書(7000円取られたのが痛かった)をもらい…
離職票と診断書を持って、ハローワークへ。
離職票にはうつ病で期間満了の会社都合の退職という内容が書かれているので、離職票だけでは就労出来る状態では無いと判断されて、ハローワークに登録出来ません。
そこで必要なのが、医師の診断書。
医師が働けると太鼓判を押すのですから就労可能と判断され、ハローワークに登録ができ、失業保険の対象にもなるのです。
爺はその段取りで手続きをしたので、ハローワークに登録してから7日間の待機期間を過ごした翌日から失業保険の対象になり、28日ごとに失業保険の申請が出来ました。

ここで重要なことが2つあります。

ひとつは、医師の診断書をもらうタイミングです。
前の職場を退職になる前に「大丈夫」という診断書をもらうと「前の職場に復帰出来る」という意味になって、前の職場に復帰することになります。
期間満了で会社都合の退職になっても、在職中の診断書なのですから、ハローワークに提出しても「なんで元の職場に復帰しなかったのか?会社都合ではなく、自己都合の退職になりますね。」と言われ、自己都合扱いの退職になり、待機期間後2ヶ月間が開いて、失業保険をもらうことになりますし、会社都合より失業保険の給付期間がずっと短くなります。
なので、
「診断書は期間満了後に病院で元気アピールをして書いてもらう。」
ということが大切です。

そして、もうひとつ大切なのが、↑↑↑にも書きましたが、期間満了で会社都合の退職になることです。

自己都合と会社都合では、失業保険の給付日数やもらい始めの時期(給付制限)が全く変わります。
会社都合
(会社に大損害を与えたことによる解雇は別)
待機期間7日はありますが、給付制限がないために、7日を過ぎればすぐに失業保険対象になります。
給付日数も色々な条件はありますが、10年以上働いていれば200〜300日以上給付を受けることが出来ます。
今の爺だと年齢や色々な条件で330日だったかな…
ほぼ1年失業保険の対象になります。
自己都合
待機期間7日の後に給付制限という基本手当を受けることが出来ない期間が2ヶ月発生します。
また、雇用保険の加入期間にもよりますが、給付日数も90〜120日と自己都合退職は会社都合退職より短くなります。

なので、昨日は会社都合退職となってから、病院で診断書をもらってハローワークへ行くと、給付日数も多くなって、就活の実績は毎月必要になりますが、焦って仕事を探して失敗することなく、心身リフレッシュして、日常生活に自信を持ててから本気で就活と取り組めると思います。

というアドバイスをしました。

理由は分かりませんが…
今日、ドタバタが落ち着いて、その方のブログを見たら…
コメント欄が消えていました。
爺が余計なお世話のコメントを書いたことが良くなかったのかも知れません。
それはそれで甘んじて受け止めるだけなのですが…

その方の今日の記事に、職場に行かなければならない用事があって、職場に行き、社長との話の中で「辞めます」と言っちゃったらしいのです。

それを社長が受理したら…
自己都合退職になるので、退職後の生活が大変になります。
(基本手当日額がめちゃめちゃ安い爺は失業保険も破格の安さなので大変ですが…)

ご本人は医師の診断書をもらって失業保険を受けながら、貯金を切り崩して生活をしてから就活をするというようなことを書いていましたが…

それは会社都合退職となった場合のシナリオです。

コメント欄が無くなったので、アドバイスや指摘をすることも出来ません。

本人が閉じたのですから、爺は気にしなくても自己責任かも知れませんが…

覗かない方が良いブログもあるのかも知れませんね。

やる気が続いたらもうひとつ記事を上げますね。




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眠剤を飲まなくなったら…

2022-11-20 20:35:00 | ココロの風邪
⚫ココロの風邪(今日)

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馬鹿も一心の嘘を暴きます!
水仙の嘘を暴きます!


本来のこのブログの目的であるメンタルに関するお話…
なかなか出来ずにすみませんm(_ _)m

今日はメンタルに関するお話をしたいと思います。

何ヶ月も前からですが…

爺は、余程のことがない限り、心療内科から処方されている眠前薬を飲まなくなりました。

皮膚科からの眠前薬は関係ないので飲んでいます。

何故、眠前薬を飲まなくなったのか?
ですが…
調子が良くなってきたためか、眠前薬を飲むと、7時間程度起きなくなったからです。

7時間眠れることは良い事なのですが…
逆に7時間より早く起きて車の運転をすると居眠り運転をしかねないくらい眠いのです。

それはまずいのと、バタバタしていて7時間のまとまった睡眠時間の確保が難しいこともあり、普段は眠前薬を飲まなくなりました。

そのせいか、とてもたくさん夢を見ます。
夢で目覚めることもよくありますが、以前みたいにそれで眠れなくなったり、悪夢を続けて見ることも無くなったので、気にしていません。

なので、眠前薬を飲まなくなりました。

正確な薬品名は伏せますが…
睡導入剤(長時間タイプ)2種類
抗うつ剤1種類
を処方されています。

どれも依存性の高い薬ですし、飲むのを辞めると離脱症状が起きる可能性がある薬ばかりですが…

なんともありません( ̄▽ ̄;)

だからと言って、安易に真似しないで下さいm(_ _)m

飲まないことにより問題がでてきましたから。

それは昨夜のことです。
23時くらいに眠気が出てきたので…
妻が夜勤から帰るのは10時くらいだから、11時間眠れると思い、熟睡するために眠前薬を久しぶりに飲みました。

効果は抜群!
寝る前にトイレに行って良かったと思うくらい眠れたのですが…
薬が効き過ぎて、まともに起きられたのが15時くらいでした。

爺が毎日飲んでいた薬ですが、飲みなれなくなった薬です。

ゴリゴリの不眠の時に色々訴えて処方してもらった薬の効果は抜群でした。

次の通院で軽い薬を処方してもらうか…
ココロに負荷がかかった時用に黙って処方し続けてもらうか…
悩ましいところです。

残った薬ですか?
強い薬なので、安易に人にも渡せませんし、ODのクセも無いので…
適当に溜まると捨てています。

もったいない!
譲ってほしい!
という声が聞こえて来そうですが…
こればかりは薬事法の観点からお渡し出来ないのであります。






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薬と通院は不要か必要か

2022-11-05 18:51:00 | ココロの風邪
⚫ココロの風邪(特になし)

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馬鹿も一心の嘘を暴きます!
水仙の嘘を暴きます!


この話は、医師免許を持っていない爺の書いた文章です。
素人発言なので、間違えは御指摘頂けたら幸いです。

ODについて前の記事で触れたので、薬と病院について書いてみたいと思います。

このサブメニューはココロの風邪なので、最終的には精神科薬、精神科、心療内科に関することを書こうと思いますが…

その前に、病気全般に関する薬という概念について考えてみたいと思います。

病気も様々な種類があります。
薬も様々な種類があります。
そして、治療方針にも様々な方針があります。

治療方針と薬は関係性が深いので、治療方針で切り分けて見たいと思います。

治療方針には大きく2種類の方針があります。

原因療法
病気の原因を根本的に取り除く療法。
対処療法
病気の原因ではなく、主要な症状を軽減するための療法

ーーー
補足

Unknownさ様からご指摘がありましたので、補足・訂正をさせて頂きます。

対処療法ではなく対症療法では?
というご指摘でしたので、調べました。

対処療法、対症療法どちらも使っている言葉だそうですが、正しいのは対症療法だとNHKの放送文化研究所のホームページに出ていました。

Unknown様、どうもありがとうございました。
補足と共に訂正させて頂きます。

ーーー


例えば、風邪の場合、
熱を下げる
喉の痛みを緩和する
という対処療法になります。

一方、ガンの治療の場合は
がん細胞を取り去るという原因療法
がんの症状を緩和する対処療法
の2つから、がんの状況に応じて選択する形になります。

余談ですが、がんの治療は抗がん剤や手術の他に新しい治療法が出てきています。
しかし、抗がん剤や手術は今も昔も変わらずに存在します。
しかし、昭和の抗がん剤や手術と令和の抗がん剤や手術は同じ名前でも全く違う内容です。
そのおかげで5年生存率も飛躍的に上昇しています。

さてさて、ココロの病気と薬について考えてみましょう。
ココロの病気の経験がある方はよく分かると思いますが、ほとんどの治療が対処療法です。

何故でしょう…
それは、同じ「気分が沈む」という言葉で説明をしても、
どの程度なのか?
どんな原因か?
が全く目に見えないからです。

鬱病と双極性障害、適応障害など、どれも気分が沈むことがあります。
鬱病には使っていいけど、双極性障害には使えない薬というものもありますし、鬱病の症状の「気分が沈む」という症状の薬だけでも色々な種類の薬があります。
ということで、ココロの病気の薬はたくさんの種類があります。

これは爺の勝手な推測ですが…
症状が見えにくい上に原因がはっきりしないことが多いからこそ、対処療法としてたくさんの薬ができ、その薬を試して合う合わないを医師と相談していかなければならないのだと思います。

爺も以前記事にしましたが、全く合わない薬がありました。
飲むと副作用が強く現れた薬が2種類ありました。
当時は、予約のいらない心療内科に通っていたので、すぐに病院へ行って医師に話をして、薬を変えてもらいました。

また、実感の現れない副作用の薬もありました。
今の病院は縦割りの病院がほとんどです。
他の科で処方された薬に気を留めない医師は多くいます。
マイナ保険証に変わると病院情報や処方箋情報も共有されるのかな…
そうすれば、他の科で処方された薬が合わないと判断される可能性も高くなります。

爺の場合は内科の医師が、爺の心療内科で処方されている薬にストップをかけたものがあります。
それは、副作用で血糖値が上がることがあるという内容の薬でした。
爺は血糖値が高く、糖尿病の教育入院もしたことがあるのですが、そんな話を心療内科ですることも無く…
処方されていた薬でした。
内科の医師がたまたまお薬手帳が見たいと言って、その際に心療内科に通院していることを伝えたら指摘をしてもらいました。
すぐに心療内科に連絡し、薬を変えてもらった次第です。

また、ココロの病気の薬の効き具合については、1〜2週間飲んでみて様子を見るというものがほとんどです。
正に対処療法ですね。
どの薬が患者に合っているのかを、医師の経験や知識からピックアップし、患者はそれを飲んでみてココロや体の様子を見る…
薬の効果が出れば良しです。
効果が出ない、副作用がひどい、等の場合は別の薬を試してみる…
その繰り返しです。

こればかりはココロというレントゲンでも、CTでもMRIでも見ることが出来ない部分の治療なので、やむ無いのではないかと思います。

昨今、心療内科や精神科という病院がかなり増えました。
これは、ココロの病気が社会問題になっているからだと思います。
そして、なんでもかんでもハラスメントと名付ける現在の社会の仕組みによって、生きづらい人がますます生きづらくなっているのではないかな…
と思います。

だからこそ、病院選びは大切だと思います。

昔の一度目の大きな鬱を経験した時の爺と、現在の復活後、適応障害が起こった爺では求める病院は全く違います。

一度目の爺は…
右も左も分からずに、上司の勧めで心療内科を受診したらドクターストップがかかりました。
自分はココロの病気だという自覚もなく…
(症状は確実に出ていたのですが)
そもそも鬱病って何?
なんでこんなになっちゃったの?
怖い!怖い!怖い!
どうして???
という状況でしたし、ココロの病気の社会的認知度も低い時代でしたので、本当に知識が全くありませんでした。

そんな爺がありがたかったのは…
どんな疑問にも、患者ファーストで応えて下さり、爺の知らないアドバイスや制度の紹介までしてくれた…
爺の行った病院は、とても親切な病院でした。

そんな病院だったからこそ、恐怖に包まれ、ただひたすら理由も分からずに怯えていた時にでも、通院だけは出来たのだと思っています。

そして、現在の爺が通う病院は…
ある意味、患者に寄り添った病院とは言えないと思います。
爺の話は軽くスルーされ、
疲れますね。また同じ薬でいいですか?
無理しないで下さい。
と毎回、定型文のように言われて診察室を出てきます。
もちろん、カウンセリングや心理検査などが出来るような環境もありません。
そんな病院に爺が通う理由なのですが…
とても融通がきく病院だということです。
例えば…
以前は診察後に次回の診察の予約を入れていたのですが、今は予約をほぼしません。
前日、もしくは当日に
「今から行くと1時間くらいなのですが、受診をお願い出来ますか?」
と電話をすると、10回に1回くらい「新患の方がいるので、〇時はダメですか?」と言われるくらいで、あとはほぼお願い通りに診察を受けることが出来ます。
だから、体調や気象状況の良い日に通院することが出来ます。
そして、大っぴらには言えませんが…
雪国あるあるで、冬の通院はとても大変です。
天候と運の悪い日は道路の状況が悪くて、夏場は1時間弱で行ける病院なのですが、2時間以上かかることもあります。
爺の飲んでいる薬には、4週分までしか出せない薬があるのですが、冬の通院は大変だからとお願いして、頓服という名目で1週間分多く出してもらって、天気に合わせて通院するなんてことを今の病院は対応してくれます。

今の爺は、以前と比べると症状は軽く、良くも悪くも無理をする前にブレーキがかかる状況なので、病院で相談したり助けを求めることは滅多にありません。
最初の病院で色々教えてもらったノウハウもあるので、薬や通院の融通が効く今の病院が一番しっくり来ています。

というように、信頼出来る病院は、その人の状況でも変わってきます。

逆に自分に合わない病院に通院するのは苦痛しかありません。
前の職場で上司に無理やり勧められた病院は本当に苦痛で、通院する度に具合が悪くなりました。
その病院の一般的な評判は悪くないのです。
心理検査も出来ますし、カウンセリングもお願いすれば出来る病院でしたが、医師のシステマティックな無機質の診察が爺にはとてもイヤで、通院の度に具合が悪くなり、我慢をしたのですが、限界をむかえ、当時の上司にお願いして、元の病院に戻してもらいました。

結局「自分に合う病院」を探すことが大切だと思う爺です。
病院と出会うためには、結構お金もかかります。
初診料はものすごく高いですから…
しかも、今具合が悪いのに予約をすると1ヶ月先と言われる病院もかなりあります。

ですが、自分に合う病院程救われるものはありません。

世の中には病院や薬を否定される方もいます。
それはそれでひとつの考えだと思います。

しかし、ODの話でも書きましたが、ココロの病気の一番の敵は不安だと思う爺です。
不安は具合を悪くする。
それが身体に現れるのがココロの病気です。
そういう観点から、相手に何かあった時に100パーセントサポートができるのであれば、他人に「通院しない」「薬を飲まない」というアドバイスをしてもいいとは思うのですが、それが出来ないのであれば、そういうアドバイスは医師でもないわけなので、すべきでないと思っています。
手を伸ばせないのに負担をかけるアドバイスをするのは、
ココロの病気に一番悪影響を与え…
相手が自滅し…
ブログ等から消えていく…
その時に、あなたの手は届くのですか???
そこを強調させて頂きます。

病院選びの大切さ。
病院は病院ごとに色々な考えを持って患者を受け入れている。
だからこそ、自分に合った病院選びが重要だと思っていることが伝われば嬉しいと思い、今回の記事を書きました。




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ODについて考える

2022-11-03 17:11:00 | ココロの風邪
⚫ココロの風邪(特になし)

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馬鹿も一心の嘘を暴きます!
水仙の嘘を暴きます!


この記事をわざわざ読んでいらっしゃる方の多くは知識のある方かも知れませんが…

ココロの病気について回る行動に「自傷行為」というものがあります。
文字通り、自分を傷付ける行為です。
リストカット(手首や腕を切ってしまう)というのは、有名な自傷行為です。
自傷行為の中にOD(オーバードーズ)というものがあります。
薬を処方量を無視して大量に飲む行為です。

自傷行為?
と思われる方もいらっしゃるかも知れませんね。
体に傷は出来ませんが、立派な自傷行為です。

今回はODについて考えてみたいと思います。

自傷行為ですから、自殺行為ではありません。

リストカットもODも、死ぬためにやっている人は少ないと思います。

爺は堕ちる所までとことん堕ちて…
日常を少しずつ取り戻したタイプですので、自傷行為に縁はありませんでした。
その代わりに、何も考えられない、何もココロに入ってこない、何も出来ない、丸くなってただ恐怖に震えるという期間が長くありました。

対して、自傷行為は精神的な不安が原因で行ってしまう行為です。
リストカットをすることで、一時的に不安が和らいだり消えたりする…
ODをすることで、不安なことを考えなくてすむようになる…
そんな理由で行為に走ってしまいます。

良く「薬が切れた時の禁断症状」と表現することがありますが、これは正しくありません。
ストレスや不安に耐えられない状態になった時の逃避行動が自傷行為です。

なので、ODと聞くと精神科薬と思われる方もいらっしゃいますが、頭痛薬や風邪薬などでやってしまう方もいます。

日常生活でイライラが溜まり…
薬を大量に飲むことで、一時的に気持ちが楽になる…
しかし、その後激しい自己嫌悪や鬱症状他のココロの病気の症状が襲ってきて…
不安に耐えられなくなるから繰り返す。
そんな症状です。

ODの行為を覚えると、そこから抜け出すことは、非常に難しいと言われています。
ストレスや不安から逃げる手段としてODを覚えたからです。
ODを行うと罪悪感が生まれます。
この罪悪感が更なるODを呼んで…
悪循環が生まれます。

冒頭で「薬が切れた時の禁断症状」ではないと書きましたが、ODを繰り返すことで、初めは少ない量から始まって、少しずつ薬の量が増えていく傾向にあるので、禁断症状が起きることもあります。
これはあくまでもODを繰り返した結果論の話であって、多くの方はストレスや不安に耐えられずに薬を多く飲み始め、徐々にエスカレートして小さな不安等でもODを繰り返していくだけで、禁断症状とはイメージが少し違います。
禁断症状は、あくまでも何年もの長期に渡り、強い薬を使ってODを繰り返した結果です。
そこは区別したいと思います。

ODは、自分を守るために感覚を麻痺させることで恐怖や苦しみを緩和させようとする行為です。
なので、克服するためには恐怖や苦しみから自分を解放するのが近道ですが、ココロの病気の方は、この恐怖や苦しみからの解放が最も難しいのが実情です。

鬱や双極性障害の方は服薬調整で緊張感をある程度は緩めることが出来るかと思いますが、完全ではありませんし、ODを覚えてしまった方は、それが不安から逃れる一番簡単な方法なので、服薬で様子を見る前にODに走ってしまいます。

適応障害の方は更に複雑です。
通院しながらも、適応障害出来ない環境に身を置いている(休んでいても所属している)だけで、プレッシャーや気分の落ち込みがあって、そこから逃れるためにODをやりたくなります。
プレッシャーから逃げ出すために職場や学校を辞めたとしても、次の職場や学校に小さな不安があると…それが再びODを繰り返すきっかけになってしまいます。

ODの危険性ですが、死に至るケースは低いです。
眠剤として処方されるサイレースでの致死量は数千錠と言われています。
しかし、決して安全とは言えません。
自殺をされた方の中には、その前にODをしていた方が少なくありません。
判断が鈍ってしまったり、薬にまみれて幻覚、幻聴に襲われたりするからです。
また、薬の効果ではなく、ODが原因で誤嚥性肺炎を起こすことや、薬の大量摂取からの急性腎不全等の二次被害も存在します。

では、どうすればODを辞めることが出来るか?
ですが、方法論は決して多くありません。
プラセボ(偽薬)を使うという方法を考える方もいらっしゃるかも知れませんが、これでは何の解決にもなっていません。
不安=OD
の図式がそのままだからです。
ましてや、自らプラセボを用意してしまったら、それが偽物だと分かっているのですから、飲む気も起きないでしょう。

大切なのは、ODをしない環境を作ることです。
一番簡単なのは入院です。
否が応でも薬が管理されるのでODが出来なくなります。
そしてODをしなくても大丈夫というココロを作るのです。
入院が難しい方は、通院間隔を短くするという方法があります。
通院間隔が長いと、それだけたくさんの薬を処方されます。
通院間隔を短くすれば、診察料はかかってしまいますが、一回に処方される薬が減るので、ODをしにくい生活になります。
一人暮らしの方は家族と生活するのも方法です。
一人の時間の不安を減らすためです。
ODが癖になった方は、不安がODの引き金になります。
不安=ODは最も簡単な方法です。
だからこそ、ODから抜け出すためには、毎日の生活での不安をいかに減らせるか…
それが大きく、また、ココロの病気の方には難しい問題だと思う爺です。




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