9年前
2020-03-11 | 日記
東日本大震災から9年。テレビでは朝から晩までそれらの話とあの日の映像。
もう9年なのか、まだ9年なのか。忘れないのも大事だけど、思い出したくない人も多いだろうに。
そんな事を考えながら、自分の9年前はどうだったかと思い、2011年3月のブログ記事を読み返してみた。
東京都葛飾区、築30年の5階建マンションの最上階で、グルグルゆらゆら弄ばれるような強く長い揺れに襲われたあの日。
今まさに起きている津波の映像をテレビで見て、現実だと思いたくないほどの恐怖を感じて。
電話もメールもつながらず、ひとりで家にいる事が不安で、何をすれば良いのかもわからず、何もできずにいた。
その後の生活は、計画停電の影響で色々な食品が在庫切れになって、スーパーでは毎日のように買い占めが続いてたな。
節電で街の中がとにかく暗くて。職場の帰りに自転車で走るのが結構こわかったな。都会は普段が明るすぎるのよ。
浄水場の水がヤバい事になったりしてたのはすっかり忘れてた。災害時に水が大事なのは何年経っても変わらない。
ガソリンスタンドも大行列だったか。あの頃はバイクの利用は趣味程度だったし、自転車メインで燃料は自分自身。
そうよな。毎日自転車で20km30km走り回ってたよな。北海道に来てから全然乗ってないなんて、あの頃の私が聞いたら驚くわ。
自転車で走って毎週のようにスカイツリーの工事現場を見に行って、写真を撮って。家からも見えるのが嬉しかったな。
元気に毎日過ごしてたな、と思いきや。1年半が過ぎてるのになかなか母の死を乗り越えられなくて、結構不安定だった。
そんな事もあったか。こんなにつらい悲しみを乗り越えられるのかと思ってたけど、時の流れが解決してくれるのよな。
9年前、もうこんな大地震には生涯遭いたくないと思ったのに、その7年半後に生涯最大の地震に遭ってしまって。
3.11の事は覚えていても、北海道の小さな町で起こった大地震の事なんて、日本国民のほとんどが忘れてるだろうよ。
9年の間に色々あったよな。またこの先9年10年過ぎる間にもきっと色々あるのかな。
時の流れが解決する事もあれば、解決できない事もある。9年前を振り返ってそんな事を考えた一日になりました。