「ちずがすき ちめいもすきよ ほっかいどう」
これらは4年前、道南の福島町にある「伊能忠敬北海道測量開始記念公園」にて撮影。
今思えば、こんなに大雑把な内容の地図で、カーナビの精度もさほど高くなかった時代に、よく旅ができたと…(^^;)
市町村合併の前の地図だから、↑の地図でも「早来町」「穂別町」「鵡川町」など以前の名前が残ってるのが好き(´ー`)
昔の地図でも現在でも、町の読み方は「アツマ」だけど。年配の人の会話では「アヅマ」と濁る事が多いらしい。
4月19日は「地図の日」(最初の一歩の日)だそうな。
223年前、1800年の旧暦4月19日に、敬愛する伊能忠敬センセーが、蝦夷地の測量を行うために江戸を出発したとか。
これらは4年前、道南の福島町にある「伊能忠敬北海道測量開始記念公園」にて撮影。
地図好き地図っ子な私が、毎日地図を眺めてウットリできるのは、伊能忠敬センセーのおかげです。感謝(´ー`)
以前にも記事にしたけど、昔買った古い地図を読むのが本当に楽しくて。
この地図、新婚旅行の計画を立てるためだけに、大阪の実家の近所にあった小さい本屋さんで買ったんだけど。
今思えば、こんなに大雑把な内容の地図で、カーナビの精度もさほど高くなかった時代に、よく旅ができたと…(^^;)
市町村合併の前の地図だから、↑の地図でも「早来町」「穂別町」「鵡川町」など以前の名前が残ってるのが好き(´ー`)
でもあの時に妥協せずに、梅田の紀伊國屋書店まで行って、もっと精度の高い北海道地図を買っとけばよかった(>_<)
そしたらもっと細かい所まで、今との違いを見比べられたのに。廃線になった鉄路の情報も詳しく載ってたろうになー。
まあ…23年前はまさか北海道に移住するなんて考えてもなかったから、しゃーないけど(^^;)
話は変わって。昨日テレビで「厚真町はアツマか?アヅマか?」という話題を見た。
昔の地図でも現在でも、町の読み方は「アツマ」だけど。年配の人の会話では「アヅマ」と濁る事が多いらしい。
それがなんでか、っちゅーのを調べたところ。道南の方ではカ行とタ行を濁って読む傾向があるとかで。
地元の年配の人たちは会話の中で、松前を「マヅマエ」、函館を「ハゴダデ」と言うそうな。
ああ、だから函館のイカ売りは「イーガ、イガイガ〜」ってイカの事を「イガ」って言うのね。なるほど。
なんで道南?というと、松前藩によって、海向かいの青森下北半島の方言が入ってきたから、なんだとか。
北海道の地名は基本的に、アイヌの言葉が元になっていて、最初は濁点のつく地名はほとんどなかったのに。
青森の方言による会話の中で濁音が多用された事で、それが徐々に標準化された、とかなんとか。
言われてみれば確かに、アイヌの言葉には濁音ってほぼなくて。パピプペポの半濁音は多いのよな。
登別、江別、湧別など「ベツ」の付く地名が多いのは、川の事を「ペッ」と呼んでいたから。
「ピパ(カラス貝)」は美唄(びばい)や美馬牛(びばうし)、「ピラ(崖)」は平取(びらとり)や古平(ふるびら)などなど…。
元々は半濁音で呼ばれていた地名が、濁音に変えられてそれっぽい漢字を当てられてしまったのよな。
おのれ松前藩め、ややこしい事をしてくれよったな!( ̄▽ ̄;
でもちゃんと、新冠や占冠の「カップ」とか、札幌や野幌の「ポロ」とか、半濁音の地名も残ってるのはいいよね(´ー`)
市町村名じゃない小さな町名や駅名、山や川や岬なんかには、しっかり半濁音のままの名前が付いてるのも、好き(^^)
最近知ったのは、天気予報でよく見る「知方学」(釧路町)。チホウガク?シレカタガク?と思いきや…。
「チッポマナイ」だそう。読めるかー!( ̄▽ ̄) でも一度口にするとクセになる感じ、大好き(^^)
難読地名は生まれ故郷の大阪にも多々あったけど、北海道はこのパピプペポが入る地名がかわいくていいよね(´ー`)
そんな事を思う地図の日でした。伊能忠敬、間宮林蔵、松浦武四郎、各センセーたちに感謝!(^人^)