恋、ときどき晴れ

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小さく芽生えた嫉妬の心~その3

2015-04-24 07:34:44 | アリサ

この話はハルルートの譲二さんの「それぞれの道」の7年間の空白期間を埋める話をと考えて書き始めたものです。
ところが、書いて行くうちにハルルートの譲二さんの話からは外れ、全く違う結末のお話になってしまいました。
それで、upしたものかどうか悩みました。

二次創作の二次創作だし…。
ヒロインは娼婦だし…。
譲二さんは壊れてるし…。
不快に思われる方もいるかもしれません。

でも、一時お話をかけなくなった時期に書けるものを書こうと書き始めたのがこの話で、そういう意味では私を助けてくれた話とも言える。
アクセス数が減ってるということは読む人も少ないわけで、ひっそりとupするのならいいかなと思い公開します。
性描写もそれなりにあるので、18禁にしようかとも思ったけど、そもそもネットではそれを確かめるすべもないし。
だから、こういう話はダメという人は避けてくださいね。

上にも書きましたが、ハルルートの譲二さんの話から派生した物語なので、読んでない方は『それは突然の告白から始まった…』から『それぞれの道~その1~その5』あたりまで読んでもらえると、どうして譲二さんが壊れているのか…とかが分かると思います。

 

 

☆☆☆☆☆

小さく芽生えた嫉妬の心~その3


〈アリサ〉
ジョージがあたしの胸元のボタンを外しながら、そっと口づけて行く。

ブラウスを両手で開くと、あたしの胸が露わになる。

と、ジョージの動きが止まった。


譲二「これ…どうしたの?」


やっぱり気づかれた?

少し薄くなってきたから大丈夫かなって思ってたんだけど…。


アリサ「これは…。縄で縛られたあとなんだ…」

譲二「縄?」

アリサ「うん…。時々そういう嗜好のお客さんがいるんだ…」

譲二「ちょっと見せて」


譲二はそういうと私のブラウスを脱がせてしまった。


譲二「…ここも、…ここも、…こんなところまで…」


そういいながら、あたしの身体のあちこちを点検していく。


アリサ「でも、かすり傷ばかりだから…」


そう言って曖昧に笑うと手首を掴まれた。


譲二「これも…手首もしばられたのか?」


真剣に見つめる目が少し怖い…。


アリサ「うん…。手首だけじゃなく足首も…」


ジョージは屈み込むと靴下を脱がした。


譲二「青くなってる…」


ジョージはあたしをきつく抱きしめた。


譲二「こんなことをされて…」

アリサ「ジョージはいつも優しく愛撫してくれるけど…、みんな自分の欲望を満たしたいだけだから…。
 女の子が苦しがったり恥ずかしがったりするのを見て興奮する客もいるんだよ…。
 『金を払ったんだからいいだろう』って言って」

譲二「俺は単なる客の一人だけど…。自分の恋人だったら、その男は絶対許せない」

アリサ「その客には連絡先も教えてないし…。もう会うこともないから大丈夫だよ」


あたしは必死でジョージをなだめた。

そいつは苦しがるあたしを横目で見ながらワインを味わい、散々言葉や道具でいたぶった上に縛り付けたままであたしを抱いたのだった。

でも、そんな惨めな目にあったことをジョージには知られたくない。


譲二「…ごめん」


ジョージはあたしを抱きしめたまま呟いた。


アリサ「…どうして謝るの? ジョージは何も悪くないのに…」

譲二「そんなひどい目にあったアリサを優しく慰めて、今日はもう帰るべきなんだろうけど…。
 俺は今アリサをどうしても抱きたい」

アリサ「それは当たり前だよ…。ちゃんとお金も払ってもらってるし。
 ジョージはお客さんなんだから、ちゃんと相手するよ?」


ジョージはあたしに何度も深く口づけながら愛撫してくれる。


譲二「痛くない?」

アリサ「大丈夫だよ…」

譲二「嘘だ…。全身傷だらけなのに…」

アリサ「少し位痛くても…ジョージに抱いてもらった方が嬉しい」

☆☆☆☆☆


ジョージはあたしに深く挿入しながら呟く。


譲二「俺って最低だな…」

アリサ「どうして…?」

譲二「他の男に…痛めつけられた…アリサを抱いてることに…、いつもより興奮してる…」

アリサ「そんなこと…。ジョージに軽蔑されるんじゃないかって…心配してたくらいだから…」

譲二「軽蔑…なんてしないよ…。ただ…、俺もその男と一緒に…アリサをいじめてる気がして…」

アリサ「ジョージにだったら…いじめられてもいい」

譲二「また…そんな可愛いこと言って…」

後は…激しく腰を動かすジョージに合わせて腰を振りながら…いつもはなるべく感じないようにしている快感にただ身を委ねていた。


その4へつづく