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この話はハルルートの譲二さんの「それぞれの道」の7年間の空白期間を埋める話をと考えて書き始めたものです。
ところが、書いて行くうちにハルルートの譲二さんの話からは外れ、全く違う結末のお話になってしまいました。
それで、upしたものかどうか悩みました。
二次創作の二次創作だし…。
ヒロインは娼婦だし…。
譲二さんは壊れてるし…。
不快に思われる方もいるかもしれません。
でも、一時お話をかけなくなった時期に書けるものを書こうと書き始めたのがこの話で、そういう意味では私を助けてくれた話とも言える。
アクセス数が減ってるということは読む人も少ないわけで、ひっそりとupするのならいいかなと思い公開します。
性描写もそれなりにあるので、18禁にしようかとも思ったけど、そもそもネットではそれを確かめるすべもないし。
だから、こういう話はダメという人は避けてくださいね。
上にも書きましたが、ハルルートの譲二さんの話から派生した物語なので、読んでない方は『それは突然の告白から始まった…』から『それぞれの道~その1~その5』あたりまで読んでもらえると、どうして譲二さんが壊れているのか…とかが分かると思います。
☆☆☆☆☆
愛人になって~その2
〈アリサ〉
あれから2週間が過ぎた。
ジョージからは何の連絡もない。
もしかしてあたしの言葉にひいて、逃げてしまったのかもしれない。
自分の軽率さに唇を噛んだ。
好きな人と会えなくなっただけでなく、上得意も逃してしまった…。
その時、メールの着信音がした。
ドキドキしながら確認するとジョージからだった。
『明日の夜
アリサ、仕事が忙しくて連絡できなくてごめん。
この間の話だけど、二人でゆっくり話したいから会ってくれるかな?
ホテルじゃなくレストランなんだけど。個室をとっておくから。
店の地図は添付ファイルで確認して
ジョージ』
☆☆☆☆☆
待ち合わせの店はちょっと高級そうな和食店で、少し気後れしながら入って名前を告げると「お連れ様はもうお待ちになってますよ」とすぐに店の奥に通された。
部屋には二週間ぶりの懐かしいジョージの姿があった。
譲二「ごめんね。連絡が遅くなって」
アリサ「ううん。大丈夫だよ…」
譲二「今日はゆっくり食事をしながら話そう。それとも客の前では食べちゃダメかな?」
アリサ「ううん。ジョージはそんなことはしないって分かってるから…。
でも、最初の約束を破ることになっちゃったね」
譲二「約束? ああ、ホテルの部屋以外では会わないってやつか…。
でも、俺の愛人になるのなら、あの約束はもう無効だろ?」
それって、あたしのことを本気で考えてくれたってこと?
譲二「確かめたいことがある」
ジョージは真剣な顔であたしをみつめた。
アリサ「何?」
譲二「恋人じゃなくて…、あくまでも愛人なんだね?」
『恋人の方がいい』とは言い出せなかった。
アリサ「そうだよ」
譲二「それは、契約内容が変わっただけで、今まで通りお金での契約ってことなんだよね?」
アリサ「うん。そう。今までみたいに色んな男の人を相手にするのはいい加減疲れて来たから、お客の中で一番優しくしてくれるジョージとだけでやって行きたいんだ」
あたしって、何を言っているんだろう。
譲二「そっか。この前みたいな客にあたったら大変だものな…」
ジョージの表情からは、あたしの言葉に安心したのか、失望したのかは読み取れなかった。
譲二「お金での契約と言ってもそんなにたくさん出せるわけじゃないよ。
アリサが今まで稼いで来た額に比べたらきっと微々たる物だと思う」
ジョージは一枚の書類を出してみせた。
そこにはひと月のあたしへの手当と色々な契約条件が書いてあった。
譲二「後で揉めるといけないから、提示内容を書かせてもらったよ。
冷たく思えるかもしれないけど、契約するからにはビジネスライクでいかないとね。
そこにも書いてあるけど、これからは俺の指定するマンションに住んでもらう。
その部屋は俺も仕事や休憩で使う。
拠点を実家からそのマンションに移そうと思っているんだ。
寝室はそれぞれ別にある。
だから、俺がアリサと寝たいと思わない日は好きなように自分の部屋で過ごしてくれていい」
譲二「食事も無理に俺のを作らずに自分のものだけを作って食べてくれていい。
もちろん、一緒に食べたければ俺と食事をしてくれてもいいけど、俺の仕事は不規則だからね。
きっと俺に合わせるのは大変だと思う」
結局、愛人といっても、あたしは自由に過ごせばいいということらしい。
そして、ジョージがあたしを抱きたいと思ったときだけ相手をすればいい。
それが条件ということだった。
あたしはその契約書にサインをし、ジョージの愛人となった。
その3へつづく