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インデックス 茶倉譲二ルート…茶倉譲二の小説の検索用インデックス。
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この話はハルルートの譲二さんの「それぞれの道」の7年間の空白期間を埋める話をと考えて書き始めたものです。
ところが、書いて行くうちにハルルートの譲二さんの話からは外れ、全く違う結末のお話になってしまいました。
それで、upしたものかどうか悩みました。
二次創作の二次創作だし…。
ヒロインは娼婦だし…。
譲二さんは壊れてるし…。
不快に思われる方もいるかもしれません。
でも、一時お話をかけなくなった時期に書けるものを書こうと書き始めたのがこの話で、そういう意味では私を助けてくれた話とも言える。
アクセス数が減ってるということは読む人も少ないわけで、ひっそりとupするのならいいかなと思い公開します。
性描写もそれなりにあるので、18禁にしようかとも思ったけど、そもそもネットではそれを確かめるすべもないし。
だから、こういう話はダメという人は避けてくださいね。
上にも書きましたが、ハルルートの譲二さんの話から派生した物語なので、読んでない方は『それは突然の告白から始まった…』から『それぞれの道~その1~その5』あたりまで読んでもらえると、どうして譲二さんが壊れているのか…とかが分かると思います。
☆☆☆☆☆
愛人になって~その4
〈アリサ〉
あたしはジョージの愛人になり、彼との同棲生活が始まった。
といっても、そんなに顔を合わせるわけではない。
ジョージは仕事が忙しくて留守がちだし、帰って来ても疲れて直ぐに休んだり、部屋にこもって何時間も仕事の整理をすることも多かった。
一緒に暮らしているのにすれ違うのは寂しかった。
それでも、隣の部屋にジョージがいるのだと思うとどこか安心できた。
結局、ジョージと愛し合うのは一週間に一度程度…。
でも、その時はお互いに激しく求め合った。
ジョージはもう涙を浮かべたり、切なそうな顔をすることも無かったし、あのミオという女の名を呼ぶこともなかった。
あたしは密かに幸せを感じていた。
〈譲二〉
アリサとの同棲生活。
同棲といっても、恋人ではなく金を払っての愛人としてではあるが…。
アリサの申し出を承諾した日、一応契約書を用意しては行ったが、アリサの気持ちを確かめてみた。
そして、アリサは恋人ではなくて、愛人であることを選んだ。
(やっぱりな…)
予期していたことではあったが…。
美緒と別れてから、何人もの女性と見合いをしたが、みんな俺と付き合いたがった。
しかし、それは素の俺に好意を持ったからではなく、茶堂院グループの一族の息子という俺に好意を持っているだけだった。
彼女らの言葉や仕草の端々にそれが見て取れ、俺はだんだん嫌気がさしてきた。
そして、茶堂院グループの一員として以外の素の俺に好意を持ってくれる女性など現れないのかもしれないと次第に思うようになっていった。
そんな中で、アリサとの逢瀬は金を媒介にしたものとはいえ、素の俺に好意を持ってくれているように感じた。
アリサが俺に嫉妬して、俺の愛人になりたいと言った時、それは確信となった。
ただ、その時も「俺の素性は知ってるんだよね」と言う言葉にアリサが頷いたことに一抹の不安がよぎった。
アリサも他の女たちのように茶堂院一族の一人である俺に興味があるだけなんじゃないか…。
もし、あの時アリサが恋人になりたいと言ってくれたなら…。
いやいや、それは卑怯だな。
「恋人になりたい」なんて言われたら、それはそれで困惑してたくせに。
心が壊れかけた俺には恋人だとか結婚相手だとかは荷が重すぎる。
だから、金で雇った愛人くらいが、こんな俺にはちょうどいいのだ。
その5へつづく