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ハル君ルート本編をハル君目線から妄想してみた。
o(〃^▽^〃)o
ハルくんの独り言(本編6話)その4へ
☆☆☆☆☆
種村春樹
身長:177cm 体重:60kg 血液型:A型 特技:勉強・空手 性格:明るいしっかりもの。 優しくて明るい爽やか少年。小さなころからしっかりもので泣いているとお花をくれた思い出がある。
4月25日生まれ
☆☆☆☆☆
ハルくんの独り言(本編7話)その1
今日は空手の練習日だ……が、サボる。
迷いはない。昨夜からいろいろ考えてそう決めたから。
クロフネのドアを開けて、元気に挨拶した。
春樹「こんにちはー」
譲二「いらっしゃい! あれ? 今日はお前…」
今日が空手の練習日だと知ってるジョージさんは、困惑したように俺を見つめた。
俺はそのことを佐々木に悟られないようにと慌てて言った。
春樹「いいの、気にしないで」
百花「ハルくん、何か飲む?」
春樹「いや、今日は佐々木に用があって」
百花「私?」
春樹「俺とちょっと、お出かけしようよ」
百花「お出かけ?」
佐々木は、きょとんとした顔で俺を見つめた。
☆☆☆☆☆
俺のせいで元気の無くなった佐々木を元気づけたくて、外に連れだしたものの…。
百花「ハルくん、どこに行くの?」
佐々木が少し戸惑ったように言う。
ごめん……。どこに行くか具体的なことは考えてなかった。
春樹「んー、そうだな…映画でも見る?」
百花「え? もしかして、特に目的ないの?」
春樹「うん」
百花「じゃあ、どうして…」
春樹「佐々木、元気なかったから」
百花「私?」
春樹「そう、進路のことで悩んでたでしょ?」
百花「それは…」
春樹「だから、今日はパーッと遊ぼうと思って」
百花「ハルくん…」
ちょっと感激したような顔で佐々木が俺を見つめた。
やっぱり誘ってよかった。
春樹「それに、佐々木には笑っててほしいから。せっかく笑った顔が可愛いのに、辛い顔してるのは勿体ないよ」
百花「またすぐそうやって…!」
春樹「ハハッ!本当だって。えーっと、それでどうしようか? 映画とか言っちゃったけど、佐々木は何したい?」
百花「えっと…」
佐々木はちょっと考え込んだ。
百花「うーんと…あ! 海に行きたい」
春樹「いいね! 楽しそう! 今日は佐々木のしたいことしよ?」
百花「ありがと!」
と言っても…海? って、ここから行くには…。
春樹「えっと…どっちの方向だっけ?…」
百花「うーんと…」
しばらく考え込んでいた佐々木が振り向いた。
何か言いたげにしている。
春樹「佐々木? どうかした?」
百花「あの…やっぱり、ゲームセンター行かない?」
春樹「ゲーセンに? いいけど…どうしたの? 急に」
百花「えっと、その…い、一緒に…」
言い淀んだ佐々木の顔が少し赤らんでいる。
なんだろう?
春樹「一緒に?」
百花「プ、プリクラ…撮りませんか?」
なんだ、そんなことか。
春樹「いいよ」
百花「え!?」
春樹「いきなり深刻な感じになるから、どうしたのかと思って心配したよ」
百花「だって、その、キライかなぁって」
春樹「好きとか嫌いとか考えたことないけど…。いいよ、撮ろう」
深刻なことじゃなくてホッとした。
安心した俺は、佐々木と2人ゲームセンター目指して歩いて行った。