恋、ときどき晴れ

主に『吉祥寺恋色デイズ』の茶倉譲二の妄想小説

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鈴音~その5

2015-06-01 08:15:54 | アリサ

この話はハルルートの譲二さんの「それぞれの道」の7年間の空白期間を埋める話をと考えて書き始めたものです。
ところが、書いて行くうちにハルルートの譲二さんの話からは外れ、全く違う結末のお話になってしまいました。
それで、upしたものかどうか悩みました。

二次創作の二次創作だし…。
ヒロインは娼婦だし…。
譲二さんは壊れてるし…。
不快に思われる方もいるかもしれません。

でも、一時お話をかけなくなった時期に書けるものを書こうと書き始めたのがこの話で、そういう意味では私を助けてくれた話とも言える。
アクセス数が減ってるということは読む人も少ないわけで、ひっそりとupするのならいいかなと思い公開します。
性描写もそれなりにあるので、18禁にしようかとも思ったけど、そもそもネットではそれを確かめるすべもないし。
だから、こういう話はダメという人は避けてくださいね。

上にも書きましたが、ハルルートの譲二さんの話から派生した物語なので、読んでない方は『それは突然の告白から始まった…』から『それぞれの道~その1~その5』あたりまで読んでもらえると、どうして譲二さんが壊れているのか…とかが分かると思います。

 

 

☆☆☆☆☆

鈴音~その5


〈鈴音〉
今度のパーティの話が来た時、茶倉さんも出席すると聞いて胸がドキンとした。

遠くからでもいい…。茶倉さんの顔を見れたら…。


パーティの数日前に父から話があった。

茶倉さんにはパートナーの当てが無く、できれば私になってもらえないかという話が茶倉さんのお兄さんからあったのだという。

私は有頂天になった。


☆☆☆☆☆

パーティ当日。
久しぶりの茶倉さんに会った。

やっぱりとても素敵な人だと思った。

そして、茶倉さんは相変わらず優しくて、話も面白い。


会食では隣の席に座った…。

少し離れた席の女性が『茶倉さんのお隣の女性は婚約者なの?』と隣の人に尋ねている声が聞こえ、少し赤くなった。

茶倉さんをそっと盗み見ると、隣の人と話していて今の言葉は聞こえてなかったようだ。



以前会った時と変わらず会話が弾み、私は思い切って言ってみた。

鈴音「お名前で呼んでもいいですか?」

譲二「え? ああ。どうぞ、いいですよ」


その微笑みを見てるとまた胸がぎゅっと締め付けられた。

私は茶倉さん…いえ譲二さんのことが好きなんだ。



そして、驚いたことに譲二さんはダンスもとても上手で上手くリードしてくれた。

私が誉めると、
「ダンスの先生には厳しくしこまれましたからね」と照れくさそうに答えた。


譲二さんと過ごせて、パーティは夢心地の気分で終わった。

彼は私を車までエスコートしてくれた。



帰りの車の中で、自分の手を眺めた。

ほんのついさっきまで…譲二さんの手に触れていたんだ…。



パーティが終わってすぐ、父に茶堂院グループとの交渉担当に私も入れてもらうように頼んだ。

今まで恋愛には受け身できたけれど、譲二さんのことでは自分からなんでもしないと…そう決心した。


その6へつづく