恋、ときどき晴れ

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鈴音~その6

2015-06-02 07:46:51 | アリサ

この話はハルルートの譲二さんの「それぞれの道」の7年間の空白期間を埋める話をと考えて書き始めたものです。
ところが、書いて行くうちにハルルートの譲二さんの話からは外れ、全く違う結末のお話になってしまいました。
それで、upしたものかどうか悩みました。

二次創作の二次創作だし…。
ヒロインは娼婦だし…。
譲二さんは壊れてるし…。
不快に思われる方もいるかもしれません。

でも、一時お話をかけなくなった時期に書けるものを書こうと書き始めたのがこの話で、そういう意味では私を助けてくれた話とも言える。
アクセス数が減ってるということは読む人も少ないわけで、ひっそりとupするのならいいかなと思い公開します。
性描写もそれなりにあるので、18禁にしようかとも思ったけど、そもそもネットではそれを確かめるすべもないし。
だから、こういう話はダメという人は避けてくださいね。

上にも書きましたが、ハルルートの譲二さんの話から派生した物語なので、読んでない方は『それは突然の告白から始まった…』から『それぞれの道~その1~その5』あたりまで読んでもらえると、どうして譲二さんが壊れているのか…とかが分かると思います。

 

 

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鈴音~その6


〈譲二〉
鈴音さんとパーティで一緒に行動して…、それはそれでとても楽しかった。

最初は気乗りがしなかったのに…、彼女とはどうも馬が合うようだ。

得意先の大切な人というだけでなく、色々と話しているととても楽しい。

アリサには話せないような歴史の話も普通に聞いてもらえる。

彼女といるのがこんなに楽しいとは…。



アリサのことを思うと後ろめたい。


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パーティから数日後、仕事の打ち合わせに鈴音さんが現れた。

向こうの企業の責任者は別だが、うちとの直接の交渉の担当者になったのだという。

そして、自然な成り行きでメアドと携帯の番号も交換することになった。

彼女に変な期待を持たせてはいけない。

…そう思うのだが、雑談になると何かと話が弾んでしまう。


そんな俺達を兄貴は面白そうに眺めていた。

☆☆☆☆☆

この頃アリサの顔をまともに見ることが出来ない…。

マンションに帰っても、仕事をするふりをして直ぐに自分の部屋に閉じこもるようになった。




あれから兄貴に、鈴音さんと交際するように迫られている。

パーティに鈴音さんと出席し、その後も仕事でよく顔を合わせているので、取引先の人間や社員たちからもからかわれるようになった。



ヤバい…。

このままでは既成事実になってしまう。


気持ちは焦るが状況は全て俺に不利に動いていた。

その7へつづく