以前書き込んだこともある譲二さんのお話ですが、結末は完成してないものの少しづつupしていこうと思います。
お酒を飲んだ勢いで、譲二さんと一夜をともにしちゃった女の子の話です。
時期としては、本家吉恋のヒロインがクロフネに住み込む少し前の頃を想定してます。
川原柚葉…大学卒業して一年のOL、歴史オタク
茶倉譲二…喫茶クロフネのマスター、やっぱり歴史オタク
☆☆☆☆☆
なんでこうなった?~その7
〈柚葉〉
シャワーを浴びながら、もう一度昨夜の記憶を呼び戻してみる。
茶倉さんには「全く記憶が無い」って言ってしまったけど…。
ところどころ男の人と抱き合っていた記憶はある。
お酒のせいか、ひどく寂しく思われて…誰かに寄り添っていたかったというのも本音だ。
それが茶倉さんだったかどうかというのは曖昧だけど…。
目をつぶって思い出してみる。
とても温かくて心地よくて…。
……。
(きっと茶倉さんなのだろう)厚い胸に抱きしめられるのは心地よかったし。
(これも茶倉さんのだろうけど)抱きしめ合った時の身体の重みに心は満たされて…。
そして……とっても気持ちよかった…。
やだ……。
何考えてんだろ。
思わず頬が火照ってしまう。
断片的な記憶ではあるけど、久しぶりの…それも大きな快感を伴ったセックスだったことは間違いない。
その8へつづく