三浦春馬氏 よもや馬ポエム「鍵盤の冷たさから温もりを」

鍵盤の重さが胸の奥までズシンと響く。




低い音は親父の機嫌が悪い時の声。
高い音はお袋の金切り声。

一番高い音は幼い妹のはしゃぐ声かな。

こんなに冷たいのに、
胸のまわりからじんわりと温まる。



トランペットの叫びは、僕が思春期を
迎えて発した雄たけびだな。
もう、子供じゃない！！って。
今だって大人になりきれてないのにさ。

埃の臭いと共に甦る
あの頃の家族たち。

三浦春馬氏 よもや馬ポエム 「モノクロの視線」

弾丸みたいな眼で見つめないで！

心も身体も砕けるような鋭い視線で
見つめないで！
モノクロの中で、あなただけがカラーで
強烈に存在してる。



そのシャツのように私を
ツギハギにしたいの？
それでも喜んでそうなると思っているんでしょう。
しょってるんだから。



手のひら見つめてトボけたって駄目よ！
砕けた薔薇の破片で、
あなたのハートに食い込んでやるから。

三浦春馬氏 よもや馬ポエム「恋はオレンジ色」

太陽の色が哀しい。
華やかすぎて、気後れしてしまう。



「恋って、オレンジ色をしてるの知ってるか。
　恋はオレンジ色。愛はピンク色」

そんなキザなこと言ってたっけ。

オレンジも柿も、
ノウゼンカズラでさえ、あなたの前では
灰色に見えてしまう。



萎れた私に手を差し伸べて。
待っている私は、一輪のオレンジのポピー。

三浦春馬氏 イメージよもや馬ポエム「一瞬の視線から」

一瞬の視線から　
ひとつの言葉から
小さな吐息から　
残像の欠片から






想像の翼が広がる
それでいて耳元で感じたい気配✨
なのに、視線の奥を覗くと泣きたくなる。。。

１１月の新月に祈る願いが叶いますように。