新・浪漫@kaido kanata

三浦春馬氏出演番組のレポ、感想。三浦春馬氏イメージの小説、SS、ポエムなど。
普通の文学も書きます。電子書籍新刊案内。

三浦春馬氏 歌つなぎ

2020-04-27 11:07:51 | 歌つなぎ
新型コロナウイルス感染拡大の影響で、外出を自粛し、
タレントたちの“おうち時間”が日々話題を呼んでいるが、
アーティストの中では歌で繋ぐ「#うたつなぎ」が流行中。

番組で共演しているJUJUから指名を受けた三浦は、
「皆様、日曜日どうお過ごしでしょうか?
JUJU さんから回して頂いた
 #うたつなぎ 遅くなりすみません」という書き出しで動画をポスト。

動画の中では
「僕は中学時代に友人に誘われてギターをはじめました。
そのときによく弾いていたのがゆずさんの楽曲で
今日は僭越ながらそんな大好きなゆずさんの『からっぽ』
という楽曲を弾かせていただきます」と説明し、美声を響かせた。

そして、「どなたに繋ぐか悩みに悩んだ結果…
おこがましいとは思いましたが、
北川悠仁さんにお願いをさせていただきました とても光栄です 
悠仁さんおねがいします」と
本家であるゆず北川悠仁にバトンをつないだ。

アーティスト活動も話題の三浦の貴重な弾き語り動画に
ファンからは「待ってました!」「癒やされました」「最高です」と
歓喜の声が続々と寄せられている。
(modelpress編集部)

★JUJUさんが示したのは、「あまおう」でしたが
 春馬氏、探し回ったものの、
 「とちおとめ」しかGETできなかったということで
 「これを、とちおとめと言うことしかできません。
 (ウソはつけません)と正直にのべ、
 「いただきます!! おいひい!! うまっ」と
 頬ばる姿に、思わず笑顔が。



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★遠(かなた)より
 いらないオマケ。

一句。
恋いちご
調べは「からっぽ」
美声のギター

★少し、三段切れっぽくなりましたが、
 こんなので勘弁していただこう。
 (勝手に作っただけです)


三浦春馬氏イメージ小説「姥捨て山伝説」 青リンゴ 第五、六章

2020-04-27 09:13:33 | 小説
 第 五 章

「ととさま……」
その時、障子の隙間から小さな白い顔が覗いた。
「おお、姫ではないか!おとなしゅう寝ていなければいかん」
「でも、その若者はわらわのために青い林檎を
持ってきてくれたのでしょう。乳母から聞きました。
どうぞ、その縄をほどいて自由にしてやって下さい」
 コホンコホンと咳をして、青ざめている。
「わ、わかった、わかったから無理せんでくれ。姫」
 市松人形のような漆黒の髪、熱のせいだろうか、潤んだ瞳。
ぱっちりとした濃いまつ毛。紅い頬。
森の妖精のような美しい女の子だ。
そして馬作の縄は解かれた。




「姫さま、ありがとうごぜえます。あのリンゴが姫さまの
お身体に効きますよう、お祈りしとりますだ。
直々のおでまし、ありがとうごぜいましただ」
姫はコクンと頷いてにっこりし、奥へ消えていった。

アメリカ人一行がとんでもないことを言いだした。
彼らの求める鉱物の地下脈に、
馬作が詳しいのではないかというのだ。

彼らが尋ねるところによると馬作の家には
山の鉱脈についての古地図みたいなものが
納戸に大切に仕舞いこまれている。

ひいじいちゃんの、そのまたひいじいちゃん
くらいから伝わるものらしい。
なにせ古くて褐色に変色してしまい、虫食いもひどく、
少しでも触るとボロボロになって
風に吹き飛ばされてしまいそうだ。

「こりゃあ。いくら読めと言われてもオラには無理な話だ。
字が読めん。
……しかし、もしかしたら、ばあちゃんが読めるかも!」

領主の使いは目を瞠った。
「お前のばあちゃんは?」
「姥捨て山ですよ!ご領主の言う通り」
それはただちに領主に告げられた。
領主はびっくり仰天して、
「なんだと、あの林檎を持参した若造の祖母が 
鉱脈の古地図を読めるだとう~~!?
すっ、すぐに山から連れ戻し、若造と共にこれへ呼べ!」
使いの馬が村へすっ飛んでいった!!
馬作も慌てて山に向かった。

たちまち山のばあちゃんのところへ領主の馬に乗った
馬作が駆けつけた。
「え、何だって、わたしゃ掟に従ってここに捨てられたんだよ」
眉を吊り上げるばあちゃん。
「オラも何がなんだかわからんのだけんど、
とにかく、ばあちゃんが古い地図を読んでくれたら 
家に帰れるかもしれん!また村で暮らせるかもしれんのだぞ」
「ホントケ、馬作ゥ~~~!!」
ばあちゃんの顔が輝き、ふたり両腕を組んで 
ピョンピョン飛び上がった!!

しかし……モンダイは古地図だ。
納戸の奥から引っ張り出したものの、古ぼけすぎている。
一点の光はばあちゃんが士族の出だから字が読めること。
よその家から嫁に来たのではなく、ひとり娘だったことだ。
ひいじいちゃんはばあちゃんが幼い頃、古地図を広げて長々と
説明したことがあるらしい。

ばあちゃんは古い記憶をたどりたどり、
「この鉱物、どんな力があるのか知らんが 
どうやら裏山に大きな脈があるらしいぞ」
すでにアメリカ人一行もやってきてばあちゃんを取り巻いて
固唾を飲んで見守っている。

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    第 六 章

とりあえず、ばあちゃんは領主の屋敷まで呼ばれた。
いったん、山に捨てられた年寄が村に帰ることさえ異例なのに
領主の屋敷に呼ばれるのは異例中の異例だ。
領主の屋敷の庭先にばあちゃんは筵(むしろ)の上に
座って古地図を見つめた。
ばあちゃんの真剣な顔……。
そして額にはじっとりと脂汗が浮かんできた。
古地図を見つめる目付きは何かに憑りつかれている
ようでさえある。

「あっ!!」
ばあちゃんが頓狂な声を上げた。
「ここ一番の鉱床のある場所は姥捨て山の神社の
ある場所とおんなじだ!!」
「ええっ!?」
 一同、目を丸くした。
「では、神社の神域を掘らなければならんっちゅうことに?」
役人が叫ぶ。
「しかし、そんなことをしたら神罰が下るのでは!?」



その姥捨て山本殿には古井戸がある。
言い伝えでは寂しさ、恐怖感、寒さ、飢餓に耐えられなくなった
年寄が身を投げる井戸らしい。
「逆だよ。」
馬作が叫んだ。
「神社があるから、姥捨てなんて慣わしがあるから、
罰が下って、ご領主さまの姫が病になったんじゃ!」

<あんな神社、無い方がいい!!>
<風習も無くなってしまえばいい!!>
「そうすれば姫様も元気になって鉱物も掘れて、
この村も栄えるんじゃ!」
仁王立ちになって叫ぶ馬作を、村の者も領主の手下も、
そしてばあちゃんも目を丸くして見ていた。



「待ってください」
鈴のような、しかししっかりとした声が皆の背後から響いた。
姫りんご姫である。
長い間、熱で伏せっていたはずが、
しっかり立って目の力もしっかりしている。
「姫、起き上がってよいのか?」
父の領主が心配そうに姫の身体を支えようとした。
「おかげさまで、あの林檎の焼き菓子のおかげで 
気分がすっきりしました、父上」
姫は馬作に駆け寄った。
「ありがとう。心からお礼を申しますぞ。
わらわはもう少しで母上のおられる黄泉の国へ 
行ってしまうところじゃった。じゃが、ほら、そなたの
林檎のおかげでこのように元気になりました」

姫の漆黒の髪からか、衣からか、ほのかな
甘ったるい匂いが漂う。
「ようございました、姫様。こんなにほっぺたが赤くなられて」
「今度はわらわがお返しする番です」
「えっ!?」
「その姥捨ての神社の古井戸とやらへ、わらわをあないしなさい」
一同、ギョッとした。
「姫様、いったい何をなさるおつもりで……」
馬作が恐る恐る尋ねると、
「わらわが古井戸の中へ降りて行き、その鉱脈の元には
何があるのか見届ける」
「ええっ!?」
とても鬢(びん)そぎを終えたばかりの
十二、三歳の少女の言葉とは思えない。
「姥捨ての慣わしを続けてきたのはわらわの血筋の家じゃ。
そのために村の者がどれだけ悲しんできたか……。
この救ってもらった命、無駄にしてはならぬ。
夢の中で母上がそう申したのじゃ。わらわは井戸へ入ってみる」
「それなら、オラが姫様を負ぶって井戸の中へ入りましょう」
馬作が進み出た。
「おお、優しいだけでなく勇気のある若者じゃ。名はなんと申す?」
「馬作……と申しますじゃ」

「あい、わかった、馬作とやら。わらわを背負って
井戸の中へ降りてたもれ。きっと何かナゾが隠されているはず」
「わかりました。姫様の命、お預かりいたします」
平伏して答えたものの、早くも額に脂汗がにじんできた。
「そして当日、姫はカゴで山へ登ることになり
領主とアメリカ人一行数人も駕籠を取り巻くようにして、
その後ろに馬作がつき従う。
姥捨て山に到着して神社の井戸を領主、自ら覗いてみる。
底知れぬ暗闇だ。どれほど深いのか見当もつかない。
ここに、山に捨てられた老人が孤独と餓えと寒さに耐えられず
身を投げたのだろうか?
ひんやりした空気にそんな考えが頭をよぎるとぞっとしたが、
馬作は姫を背負って、縄で強くしばりつけてもらった。

 ★第 七 章 に続く

三浦春馬氏イメージ「姥捨て山伝説」 青リンゴ 第三、四章

2020-04-26 09:12:15 | イメージ小説
      第 三 章 (全十一章)

 秋が来た。
 やっと涼しい風が吹く頃、馬作が育てている林檎の樹に実が成った。
 黄緑色の美しい林檎だ。
 ばあちゃんにかつて持たせたちょっと珍しい青い林檎だ。

 一本の樹にかなり実がなり、喜びいさんだ馬作は
真っ先にばあちゃんのところへ持って行った。
ふたりでそろって丸かじりする。
ばあちゃんはまだ歯も丈夫だ。
「うんうん、こんなに瑞々しくてうまい林檎は初めてだ」



 そんな時、遠くの港町にアメリカという国とやらからの一行が
到着したらしい。
こちらの村に向かっているとか。
なんでも、村の領主の病の床にいる娘の
見舞いに来ることになったとやら。

 山のばあちゃんは、 
「姫さまが誰よりも苦しんでいる。このリンゴをお見舞いに献上しなさい」と、
馬作に命じた。
 城へ行くため、しぶしぶ馬作は、庄屋の息子から
一張羅(いっちょうら)を借りた。
金ぴかの羽織袴で、気後れするにもホドがあるが、
いつもの野良着よりはマシだろう。


(そこまでいじくりまわさくてもよかんべ)と思いながら
悪い気がしなくなってきた。
 しかし、鄙(ひな)には稀な美貌にこのセンスの
無いいでたちは誰の目から見ても悲壮感さえ 
感じられるのだが、本人はとにかく領主に失礼に当たらないよう、
だんだん思い直し、正装した気分でいる。
てか、すっかり「なるしすと」気分。




 領主の家は大きな屋敷だが、ご一新前は小さな大名だった。
姫様には会えずとも、屋敷内へ入れてもらえ、奥女中に
持参した林檎を渡すことが出来た。

 時も時、アメリカ一行が領主の屋敷に到着し、
馬作はその現場を目撃した。
 黒いカッチリした制服、眩しい金魚の髪の毛、
目は空のような青、お酒で酔ったような真っ赤な顔。
見上げる高い鼻、鷲鼻。

 そんな男たちが三十人ほどやってきたので、
屋敷の奉公人たちまで 固まってしまった。
「姫様がご病気と伺い、お見舞いにやってまいりました」
~~と、アメリカ人一行の言葉をお付きの日本語係が言う。

 急いで領主が大広間へやってきて平伏した。
 馬作が襖の隙間からのぞき見していると、アメリカ人の大将らしき男が
馬作の持ってきた林檎に気がついた。
「これは!私が子どもの時、グランマがパイを焼いてくれて、
高熱が下がった時の林檎だ!!」

「なんですとっ!では我が姫の病もこの林檎で治るやもっ!」
領主が叫んだ。
「すぐに船から調理人を呼びましょう。
姫様にお元気になってもらわなければ」と、大将が言う。
 たちまち慌ただしくなり、屋敷の台所にアメリカの調理人が呼ばれ、
林檎も運び込まれた。

*******************************
     第 四 章

 年寄を山に捨てる慣わしを、馬作の林檎から
小耳にはさんだアメリカ大使が、
「何ですと?この村ではそんなヤバンなことをさせているのですか?」
 領主は真っ青になった。
 ここでアメリカ人に嫌われては村の繁栄はパーになる。
しかし、貧村が生き延びるために戦国時代から
続いてきた慣わしなのである。

「いや、何かの間違いです!
この若造はきっと酔っぱらっているのでしょう」
「誰が酔っぱらって!酒なんぞ買う余裕もねえのにっ」

 領主は慌てて馬作を向こうに連れて行かせ、縄で縛った。
 アメリカ人一行を奥座敷に閉じ込めてから領主は、 
再び縛られた馬作のところへやってきた。
「よけいな口を聞くでない。本当ならムチ打ちの刑だぞ」
「いえ、申し直しましょう」
馬作は両手を後ろで動かしながら地面に座りなおした。
「お願いいたしますだ。領主さま。年寄を山に捨てる慣わし、
取りやめていただきたいです。
村の衆も皆、切にそう思っているはず」

「じゃから、この貧しい村を裕福にしようと、
アメリカ様ご一行に来ていただいたのじゃ」
「えっ!?では…」
「おぬしの持参した林檎が姫の病に効いて、もし治るのなら 
年寄山捨ての慣わしは廃止しよう」
 でっぷりとした領主はヒゲをいじり、ふんぞりかえって言った。
「ほ、本当でございますかっ!!」
<これでばあちゃんも村に帰ってこれる!!>
 馬作の顔が耀き「ぶいさいん」が出た!!



「ととさま……」
 その時、障子の隙間から小さな白い顔が覗いた。
「おおっ、姫ではないか!おとなしゅう寝ていなければいかん!」
「その若者は、わらわのために青い林檎を
持ってきてくれたのでしょう。異人さんのお話では
焼きリンゴの お菓子をいただけば病に効くらしいではないですか。
乳母から聞きました。どうぞ、その縄をほどいて
自由にしてやって下さい」

コホンコホンと咳をして、顔が青ざめている。
「わ、わかった、わかったから無理せんでくれ。姫」
市松人形のような漆黒の髪、熱のせいだろうか、潤んだ瞳。
ぱっちりとした濃いまつ毛。紅い頬。
 人間と思えないような美しい女の子だ。
(村で走り回るガキ共に混じっている女の子とは全然違う)
 馬作が、ボウッと見惚れていると、縄は解かれた。


★第五章に続く



三浦春馬氏イメージ小説「姥捨て山伝説」青リンゴ 第一章、二章

2020-04-25 15:26:00 | イメージ小説
十年近く前、将来の予定をワイドショーで
答えた 三浦春馬氏。
「40歳になったら農業する!!」には、
仰天しました。
そこから妄想して書いた短編小説です。



   第 一 章 (全十一章)

 音もなく降り続く雪……
 今年はなんという冷え込みだろう。
藁の雪ぐつを履いて進める足がこんなに重いのは初めてじゃ。
行きたくねえ、行きたくねえ……
大好きなばあちゃんを山に捨てになんぞ。

 時は明治時代。
ある山に囲まれた地方の貧村。
この村では 年寄は山の中へ捨てに行かなければならない。
すでにご一新を過ぎているのに、まだ江戸時代の
風習が固く残っているのだった。
「馬作、ワシを負ぶって さぞ重いじゃろう。ワシは歩けるぞ」
「バカ、言うでねえ、ばあちゃん!!
姥捨山へ 自分で 歩いていく年寄がいるか!!
負ぶって連れていくのがオラの役目。
父ちゃんが死んじまったからマゴのオラの役目じゃ」



そこまで言って、馬作は口をつぐんだ。
<なんでこんな慣わしの村に生まれちまっただろう>
ばあちゃんは着の身着のままだが、腐りかけの林檎を
大切に胸に抱いている。
「なんだ、そのリンゴ」
「お前がくれたじゃないか、馬作。食べるのが
もったいないからずっと持っているだよ」
そういえば、その林檎は、前に馬作が山深く迷い込んだ時、
拾ったみっつの林檎のうちのひとつだった。

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       第 二 章

 やがて長い冬がやっと終わろうとしていた。
 もちろん、馬作は村の衆の目を盗んで冬中、
ばあちゃんに食糧を運び続け、ばあちゃんは元気でいる。

やがて小川の氷も溶け、幾度かの嵐も過ぎ去り
花々も咲き始めた頃、村を治める領主のひとり娘、
姫りんご姫が病で伏せっているという噂が流れてきた。
 八方からたくさんの薬師が呼ばれたが容態は一向によくならない。
幼い姫は高熱で苦しみ続けているということだ。

村の者たちはウワサした。
「オラのじいちゃん、ばあちゃんたちを山に捨てろという 
慣わしはご一新前からの古い風習だ。
もう新しいご時世だというのに」
「きっと、天罰が下ったに違いねえ」
それを聞いた馬作は村の衆に
「じゃが、ちっこい姫さまは何も悪くねえ。可哀想でねえだか」
と言うと、 村の衆は
「おめえ、領主が憎くねえだか」
「そりゃ、憎いけど…… 慣わしが憎いんだよ」


 ある日、山へ向かう道を登っていると、松の木の根元から
何やら種類の違う若木がにょっきり伸びているではないか。
「あ、もしかして、あのリンゴの??」
 ばあちゃんが持ってたリンゴを捨てた場所だ。
 そこから種が根を張り、若木が伸びたんだろうか!?
 近寄ってみると、確かに林檎の樹の葉っぱだ。
 その林檎の樹は急速に成長して馬作の背を、たちまち越え、
翌年には白い花をたくさん咲かせた。



「もしかして!!」
 馬作は何者かに突き動かされるように、
花に受粉の作業をした。
 綿で作った丸いものを棒をつけ、その先に花粉をつけ、
雄蕊にくっつけてやる。
 林檎の樹の世話なんぞしたことがないが、山を越え、
林檎作りしている農家にまで行って、教えてもらってきたのだ。

<どうか、秋にはたくさんの実が成りますように>
 ことの一部始終は、山にいるばあちゃんにも報告していた。
「なんでまたお前、そこまで……」
「リンゴの実が成ったらばあちゃんに食わしてやるからな。
そしたら精力つけてもっと長生きしてくれろ!!」

 ばあちゃんは逞しく、裏山で畑を耕し、姥捨て山に
捨てられた老人たちと作物を作っていた。
 まだまだ働ける年寄を捨てろなんて領主がザンコクなのだ。
「しかし、お前の言う通り、姫さまには 
何の罪もないのじゃから気の毒じゃのう。
まだ病で苦しんでおられるのか?」
「そうみてえだ」




★第三章に続く

三浦春馬氏 日本製を読んで「山梨県、わさび園」

2020-04-24 15:28:36 | 日本製
クワ??(とんがってるからクワじゃないですね)を
片手に、視線は上を向け、
何の大志を抱く?? 絶世の美青年よ。




昔、初めて見た長野の安曇野(あずみの)の
わさび園の水の清らかさが忘れられません。

日本製で訪れられた山梨のわさび田の水も
富士山からの湧水ですから
さぞかし清らかでしょうね。
雰囲気を味わいたい方は「日本製」をお求め下さい!





<これらは参考写真です>
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★話がヨコになりますが、
ずいぶん前、春馬くんが将来の予定、
「40歳になったら農業やる」って
WSのボードに書いたので、
「こりゃ、大変!!」と真っ青になりつつ
実感せず(するわけないし)
世界一美しい農夫を妄想してしまい、

日本編、西洋編(ミレーの「落穂ひろい風」)
考えつき
日本編は、なんと「姥捨て山伝説」と
合体させて書きました。
春馬くんは映画史にお詳しいでしょうから
緒形拳氏の「楢山節考」や浅丘ルリ子さん主演の
「デンデラ」をご存じでしょうね。

西洋編のミレーの絵画「落穂ひろい」の西洋編は
まだ、これから書く楽しみにしておきます。

などと思いつつ「日本製」
楽しませていただいています。