



まぁ変わりもんやね。
まず正面の入り口には鍵がかかっちゅう。入れん。んで、会員やない人は電話してこいと張り紙がある。
電話かけると、横の方にドアがあるきそこから入ってと言う。
背の低いがっしりした体型の、わりと整うた顔した店主がゲタ履きで登場。
お水は有料。しかしセルフのお茶がカウンターにある。
あちこち店主のこだわりが書かれた張り紙がある。
美味いもんを食えると思うなとか、棒を持って暴れる人とか、ボールを持って暴れる人は入店禁止とか書いた冊子がある。
店主は語る。
1人でやりゆうんやき、客が10人も来たら、10人を満足させることはできん。そのうち3人くらいは私に合う人間がおる。その3人が私と周波数の合う人間を連れてきてくれる。初めての客で駐車場はどこか聞く人も断る。お客様は神様やと言うやつがおるけど、バカか。三波春夫が言うたのは、遠くからわざわざ私の歌を聞きに来てくれたお客様は神様のようにありがたいということ。客が神様のように偉い訳やない。高知県はおもてなし県じゃ言いゆうが、バカか。そんなこと言うて結局大変なのは我々や。
大人数が来たら、1人2000円とって、唐揚げ二個でビール一杯の時もある。気に入らんなら来るな。
語る語る。けんどその内容とは逆にやたら腰が低く丁寧な接客。ほんで常に小走り。
店内は古く、物も多い。けど、汚くはない。ホコリもない。
思うに、店主は真面目なんやろう。1人でやりゆうき、満足いく接客ができん言い訳というか、逆ギレというか、そんなことを思いゆうんやないかしら。
ホルモン鍋(チンタツ鍋)は飯に合うた。もっと濃い方が良かった。おでんも薄味。餃子は手作りかな?揚げやったけど美味かった。ラーメンは屋台のみたいにあっさりシンプル。
で、客層。
「昼から食うてのうて腹へっちゅうがじゃ!はようせえ!」って言いよった。まさに店主が来るなと言う客じゃかや…
面白い店で