仁淀川酒乱会 鯉心

仁淀川で酒を飲みながら鯉を釣る その他、日常の雑事を綴る

釣行 5 仁淀川 力持ちは恐い

2019-03-20 03:05:47 | 釣行




3月16、17日、仁淀川へ行ってきた。
16日は前日飲み会やったけど、深酒してないき普通に起きれた。掃除と洗濯して出発。昼前に仁淀川の原点ポイントへ。
ここへは久しぶりに来た。前はじゃかじゃか釣れよったけんど、浅くなったきかしらんぱったり釣れんなったのよね。ぎっしり工事しゆきかもしれんけど。

昼前に到着。いつもの場所へ竿を出して昼飯。もやしと天ぷら入れただけの蕎麦を啜り、土曜日やになぜか発売されよったジャンプを読みビールを飲む。
風はあるけど暖かい。春ですなぁ。しかし菜の花とバラが繁ってまぎる。鎌で刈って動線をスムーズにする。

わしの投げ込む場所、前からまぎる木があるのよ。周囲が60センチばぁあって、切ろうとしたけど、わしの持っちゅう鋸じゃ無理っぽかった。一昨年やったかな?枯らしちゃおと思うて幹の周囲をぐるっと鋸で浅く引いたことがある。導管と師菅を断ち切ったら枯れると習うた気がするき。けんど枯れてなかった。鋸で引いたところが瘤みたいになって普通に立っちょった。
ちょっとイラッとしたね。やきまた鋸出してきて、がっつり削った。これっぱぁ削ったらさすがに復活できんろうと思う。そのまま切り倒しちゃろおと思うたけど、やっぱり無理やった。生殺しみたいでちょっと可哀想な気もするけんどこらえてくれ。

肉体労働したきだれた。車内で昼寝をする。

18時過ぎから宴。また煮込みラーメンや。煮込み始めたら鈴が鳴った。鳴ったけど続かんし、腹へっちゅうき気のせいということにした。
しばらく食って飲んで人心地着いたき竿を上げたら鯉が釣れちょった。
泥で汚れたけど、岸へは上げてないきね。半分水に浸かっちゅうき。
久しぶりの鯉やったけど、釣った感がない微妙な感情やった。

有川浩の塩の街を読む。塩になりかけちゅう囚人の描写が甘い。もう死ぬことがわかって看守を殺して逃げてきちゅう囚人で。女を脅して口移しで茶を飲ませよったけど、それだけで済む訳ないやん。女と一緒におる男を殺して、女と二人になろうとするのが当たり前やろ。この辺りが坂東眞砂子ならどろどろの性的描写になるのに。
でも面白いきするする読む。酒は20度の金霧島や。職場の先輩がくれた。わしそいつ好きやないきほぼ喋らんがやけど、ほんなら機嫌取りにくれたの。

がっつり飲んで21時就寝。
夜中に目覚めて二次会。土佐町の道の駅のコロッケを食い焼酎を飲み干し朝まで寝た。

翌朝、車内で本読みよったら(ごっ、ごっ)って鈍い音が川の方から聞こえてきた。そっと近づいたら、おっさんが石を持ち上げては落としてを繰り返しよった。更に立木にタックルしたり、相撲取りのてっぽうみたいなこともしよった。んでまた石を持ち上げるの。
この人、前からおるのよ。下草刈ってくれたりもするき話かけたこともあるけど甚だ無愛想。ってかちょっと障害ありそうな感じや。そしてこれはトレーニングや的なこと言いよった。周囲には、わしでは到底持ち上げれんような石が雪だるま状に積まれたり、巨石文明の遺跡かと唸りたくなるような建造物が点在しちゅう。恐ろしい力や。
しかし竿のすんぐ近くでデカい石を持ち上げては落としを繰り返されたら釣れる訳ない。力持ちの障害持ちに文句言える訳もなく、9時前に撤収しました。