小島愛ブログ「小島時代」

姐御が往く・・・

涕涙

2007-10-12 02:35:45 | 
 「号泣する準備はできていた」
好きな作家、江國香織さんの小説の題名。
つい先日、一気に読み上げてしまった。

 「流しのしたの骨」「泳ぐのに、安全でも適切でもありません」・・・
あたしの好きな「タイトルが強烈なエクニ作品」ベスト3に入る。

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 最近、貴方は涙しましたか?????


 泣くと云う行為は感情が昂って抑えられず
その形が液体となり流れ落ちる。
悲しみ・苦しみ・痛み・辛み・・・・・喜び。
往々にして「・・・・・」より左側の感情の昂りで流す事が多い。
こんな陰鬱な涙は老廃物であり、流せば浄化される。

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 今更ながら、「花ざかりの君たちへ~イケメンパラダイス~」の最終回を見た。
迂闊にも、このドラマで号泣した。
そう、「号泣する準備ができていなかった」のだ。
テイルイした後、陰鬱な涙ではなかったが頗るすっきりした。


 陰鬱な状況に陥るコトは誰もが欲さない。
けれど、涙を流すという行為は所望するのだ。


 あの不器用な彼女が「別に」で乗り切った「クローズドノート」では
あたしはきっと落涙出来ない。

「泣けるよ・・・この映画。。。。。」
当てにならないのではなく、
「号泣する準備ができている」から泣けないと思う。


 試しに行ってみよう。。。。。