番楽特攻隊長(こっき)

富根のいろいろ!
感じるままに、楽しんで!

富根報徳番楽、現在とこれから・・・

2014-01-09 16:38:15 | 番楽
こっきです。

今回で最終章です。

昨秋の東京での自主公演を紹介します。
秋田デスティネーションキャンペーンの真っ直中、待っていても人が来るはずもない富根から逆に出かけました。
出かけた先は、東京都台東区雷門二丁目、築四十年鉄筋コンクリート三階建て昭和の香りが漂う、こぢんまりとした内装も古くて洒落た建物でした。
前の通り北百五十メートル先には浅草のランドマーク雷門(タペストリーの提灯でした^_^;)が見えます。
この日は雷門通りで時代祭が繰り広げられていました。事の発端は、四年前の夏に法政大田中優子教授(現法政大総長)主宰「明神塾」のお招きで神田明神社殿で作番楽を披露したことに始まります。
その時、神楽殿と社務所が建設中でした。神社から翌年の神田祭で神楽殿の完成祝いに番楽を披露してはというお話がありました。神楽殿でしかも神田祭でとトントン拍子に話が進み、旅費宿泊費の積立が始まりました。お礼はわずかとも言われていたので・・・
ところが・・・明けて三月、東日本大震災が発生し、神田祭は規模を大幅に縮小して行うことになり、神楽殿での番楽も立ち消えとなったのでした。
積立も払い戻し、自然災害ではとあきらめていたのですが、東京への思いは消えていなかったのです。
くすぶり続けた火は、昨年の新年会で炎を挙げ、再積立が始まりました。
実現できたのは、情報発信に長けた者、企画運営に長けた者、手配に長けたもの者、それに賛同して協同する者が集まっているからに他なりません。
また、この集団を認めてくれる家族があってこそです。
今後も、温故知新の精神で舞の復活に取り組みながら歩みを進めていきますので、ご指導ご鞭撻くださいますようお願いいたします。