♪KokoBrownnのちょこっとday's♪.。〜4から見えるこの世界〜.:**・゜゜・*:. .。.:*・゜゜・*

アクセサリー作家&Shiny Life アドバイザー&+αな KokoBrownnのHappyライフ お伝えします

姫のお話、続き…ですが、出産したばかりのかたは、読まずに次へどうぞ。。。

2013年04月27日 23時25分34秒 | 子育て・親育ち
というタイトルなのは、ちょっと辛いことばかりなので

心配事を増やすと良くないので、ここはとばしてくださいね



私が眠らされている間、家族にはかなり厳しい説明があったようです。

生きられる確率、10パーセント未満…
前例がほとんどないので、治療が難しい。
覚悟してください…と。


私がそれから姫に会ったのは、翌々日でした。
おなかの傷はかなり痛かったけど、会いたい一心で車椅子に乗り、ご対面。


初めて全身を見ました。
皮膚が薄くて、血管が透けて見えました。
小さな体に、人工呼吸器のチューブ、点滴のチューブ、栄養チューブ、心電図の電極と、酸素飽和度のセンサー…
これでもかってくらいの器械に繋がれた姫が、静かに横たわっていました。


看護師さんに、
さわってあげてくださいね
と言われて、おそるおそる保育器に手を入れましたが、さわれるところが少ない…
細い指、腕も足も、少しさわっただけで折れそうで…
頭を軽くなでなですることしかできませんでした。

抱っこ、してあげられない…
何もしてあげられない…

複雑な気持ちでした。。。


それから数日で私は退院して、数時間ごとに搾乳したおっぱいをパックに入れて冷凍し、毎日面会に行くという生活が始まりました。

しばらくは姫の状態も不安定で、命がけの処置をするかどうかの選択を迫られたり、輸血をしたり、目の前で心臓マッサージされたり…
家の電話が鳴る度に、姫に何かあったんじゃないかとドキドキしてしまう日々。


一進一退しつつ、一時は412グラムまで体重が減ってしまったり(多分これは生理的体重減少)もしましたが、ちょっとずつちょっとずつ、本当にちょっとずつ育ってくれました。


体重が確か700グラムを超えたころ、初めて抱っこの許可がでました。
やっと待ちに待った抱っこができると、喜んでお尻と頭を手で支えて持ち上げました…が、
頭の骨が、へこむというか…柔らかいんです
あまりの怖さにすぐにやめました


それから、初めて体を拭いてあげられたり、初めて爪を切ってあげたり、ちょっとずつできることが増えていきました。

そしていよいよ人工呼吸器の管が外され、初めて聞いた姫の鳴き声は、ずっとチューブが入っていた影響でとってもハスキーボイス(笑)
この子はこのままガラガラ声なのかしら…と思ったのを覚えています

次の記事へ…

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

あらためて姫のお話を…

2013年04月27日 21時27分10秒 | 子育て・親育ち
先日、お世話になっているCouturier*ichigoさんから、Facebookを通じてこんなお話がありました

お友だちが、私のように小さな赤ちゃんをご出産されたと。。。
私と姫の話が、何か役に立つのでは…
連絡がとれたらとってみてほしい…

と。


それで、私のこのブログを読んでもらえれば、とお話して、
実際にその方に読んでいただくことができて、
Facebookでも繋がることができました

そして今も保育器の中で頑張っている赤ちゃんと、お母さんを、このブログを通して励ますことができました

お役に立てて、本当に良かったです

そして、もっとたくさんの赤ちゃんとお母さんに、我が家の姫のお話で希望やパワーをお届けすることができたら…

以前も姫のお話はさせていただいてきましたが、そんな思いで、またあらためてお話させていただこうかと思います



姫(本名ではありません)は、2006年12月、妊娠26週4日、体重465グラムの超低出生体重児で生まれました。

私が妊娠6ヶ月の早期に妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症)になってしまい、
子宮内胎児発育遅延(おなかの中で赤ちゃんがうまく育たない)の状態で、緊急入院しました
食事制限と安静で、なるべくおなかの中で育てて、外に出てもある程度大丈夫なくらいになったら出産の予定でした。

が、入院中、院内で他の患者さんの面会者から風邪をもらい、高熱が出て、胎児心音が下がり、緊急帝王切開で出産となってしまいました
(風邪をひいている人は、産科の面会は絶対にしないでちなみに、同室のその方は肺炎になりかけてました)


出産前のエコーでは、700グラムはあるから、あとはNICUでなんとかなる、と言われていたのですが、実際は465グラム…
(私はこの体重をすぐにはきかされませんでした)
姫がおなかから出てきたときの、オペ室の凍りつくような嫌な空気…忘れられません


生まれ出ても泣かない、呼吸が出来ない、急いで処置をしなければ…と切迫した状況で、その場にいた助産師さんは、タオルでくるまれた小さな小さな赤ちゃんを私に見せてくれて、一瞬の間のあと、頬にすりすりとさせて下さいました

今思えば、急がなければならないけれど、生きているうちに会わせてあげられるのは今しかないかもしれない…との思いでそうしてくださったのでしょう…

初めて見た姫の顔は、私が看護学生の頃の実習や、看護師として働いてきて、みさせていただいてきたどんな未熟児の赤ちゃんよりも小さくて…
そして、
「びっくりした
と言わんばかりに大きな目を見開いた、びっくり顔でした。


私はその後、点滴で眠らされ…

保育器に入れられた姫が、廊下で家族に初対面したとき、担当のNICUの先生はしきりに、
「小さいなぁ…小さいなぁ…」
と呟いていたそうです

姫はその時もびっくり顔のままだったそう(笑)



長くなってきたので、次へ…

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

hiromiさんへ♪

2013年04月23日 19時07分10秒 | 子育て・親育ち
コメントありがとうございました
もちろん、紹介してください

私が辛かった日々には、何の情報も希望もなくて、毎日心配だらけでした

退院するときも、

ここまで小さく生まれた子がどのように育って行くのかはデータが少なすぎてわからない

と言われ、今もそのどうなるかわからない道を進んでいます

だけど、ちゃんと前へ進んでいるし、心配するほどのこともないのかな~と思う今日この頃で

だから、これからその道を進む赤ちゃんとお母さんたちの道しるべというか、少しでも安心して、心に余裕を持って子育てしていけるような、安心材料になれたらと思っています


姫の話してくれた生まれた時のことも、たくさんのママの心に届いて、その赤ちゃんたちによりたくさんの愛情がそそがれる…そんなきっかけになれば嬉しいです



カンガルーケア、嬉しいですよね
やっとちゃんと抱っこできて、からだで赤ちゃんの温もりと、生きてるってことを感じられる…

早く、当たり前の親子みたいに毎日抱っこできるといいですね

ところで、Facebook、友だち申請しても良いですか?

その方がお話もしやすいと思いますので

よろしくお願いします
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

hiromiさん♪コメントありがとうございます(^ー^) ~そして小さく生まれた赤ちゃんのママたちへ~

2013年04月21日 07時06分26秒 | 子育て・親育ち
とっても大変な時期に、ご覧いただき、またコメントいただきありがとうございます

ハンドメイド中心のブログで、姫(本名ではありません)の話はなかなか見つけづらいと思います…
お時間ありましたらちょっとずつご覧くださいね


しばらくはママも赤ちゃんも大変な時期が続くと思います…
まだ入院中でしょうか…?
ママは毎日時間ごとに搾乳して 運ぶのが大きな仕事ですよね

今思えばあの時は必死で、当たり前と思って7ヶ月毎日病院へ通ってましたが、とっても大変でした

心配と疲れとで、いっぱいいっぱいになることもあると思います…

もう読まれたかもしれませんが、姫が話してくれた、

「赤ちゃんの気持ち」

をお話ししますね


姫が4歳になった時に私が何気無くきいた、

「生まれた時のこと、覚えてる?」
の質問。
姫は、

「うん!パカってなった!!びっくりした~

と、誰も姫には教えていなかった帝王切開で生まれてきたことを、合わせた手をパカっと開きながら話してくれました

そして、私に抱きついて、

「こうしたかった」
「ぎゅってして欲しかった」

って言ったんです。。。

呼吸もできなくて、早く処置をしなければならず、看護師さんが一瞬だけ見せてくれた生まれたての姫は、大きな目を見開いてびっくり顔でした…
あの状況で、そんなことを思っていたなんて


でもそれからのことは話したくないと…

人工呼吸器や点滴は、最初はやっぱりとっても嫌だったようで…
でも、その後は意外と大丈夫だったみたいですよ

それよりも、生まれたあとに、
「冷蔵庫に入れられたの

と、保育器に入れられたのが気に入らなかったらしく(笑)
「冷蔵庫に」って、寒かったんですね
笑っちゃいました


赤ちゃんは、どんなに小さくてもちゃんとママのことがわかっていて、愛されたいと思っている。。。
そして、赤ちゃんなりに頑張っている

これが、赤ちゃんの気持ち。。。
これを知っていたら、もうちょっと気持ちに余裕がもてただろうなと思います

なので、長くなっちゃいましたが少しでもお役にたてればと思い、お話させていただきました


赤ちゃんに会える時間は短いと思いますが、一緒に居られる時はたくさん話しかけて、たくさん可愛がってあげてくださいね

赤ちゃんが元気に成長しますよう、姫と一緒に応援しています
何か私でお役にたてることがあれば、何でもきいてくださいね

画像は、6年前には想像もできなかった、桜の下を走り回る姫です
めっちゃ元気です


長々お読みいただきありがとうございました
ではまた
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

入学式と「ご縁」

2013年04月09日 20時44分50秒 | 子育て・親育ち
昨日は姫の入学式でした


超低出生体重児でゆっくり成長中(中身は4歳くらい)…と中等度難聴で、小学校入学まで何度も話し合いをしたりたくさんの書類を提出したり、すったもんだありましたが、無事入学となりました

小学校には姫も3回おじゃましてたので、ちょっとずつ知ってるお兄さんお姉さんが増えて、入学式ではたくさんの上級生が声をかけてくれて

先生も「たくさんお友だちがいるんですね」ってびっくりするくらいでした


初登校の今朝は教室まで送って行ったのですが、私も知らない男の子が姫の名前を呼んで、オモシロあいさつで朝から笑わせてくれたし
なんか、全然大丈夫って感じです

これからも心配はつきませんが、とにかく楽しく、勉強もちょっと頑張ってくれたら…と思います


昨日の入学式はパパも参加したんですが、そこで発覚

入学まで(これからも)色々お世話になっている先生が、なんとパパも小学生の時にお世話になっていた先生だったんです

みんなでびっくり

先生も二十数年前の子のことを覚えててくれて、入学式後は懐かしい話で二人盛り上がってました(笑)


姫が生まれたときからなんですよね~こういう不思議なご縁

どこへ行っても、必ず誰かとつながっている

姫はすっごく守られてるなぁ~と思います



今日の画像は、一年生の教室から見えた桜です
姫はほとんど特別支援教室に居るので、見られませんが

お花見、今年は行けるといいな~


ちなみに昨年は季節外れのインフルエンザで監禁状態でした

ではまた~
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする