人生道場

お互いに悩みや考えを述べ合い、それぞれの人生の糧にしませんか。

国の災害救援体制に思う

2004-11-02 17:21:52 | Weblog
此れほどまでに台風、地震の多い国でありながら、そしてその被害を
受けながら災害救援体制の未熟さを感じるのは、ただ私一人だろうか。

確かに淡路阪神の災害を経験として政府内に色々な対策室等が設けられ
情報収集他の機能が向上したのかもしれない。

しかし、今回の新潟中越地震においての報道を見るにつけ、何処に
その教訓が生かされているのか、と感じられてならない。
思ったより政府の対応が遅く感じられてならないのである。
政府関係者にしてみれば早いのかもしれないが。

災害発生と共に現場にヘリ他機動性を駆使して救援資機材の投入が
できないものなのか。
これほどまでにも数百億数千億とかの金が、あるところでは使われている程
各官庁に金余りを生じているというのに、国民を政府として、国家として
救援する体制は創造できないというのか。

遅いならできるのが当たり前ではないのか。それさえも出来ない国なら
世界に存立さえ成り立たないのではなかろうか。
災害発生と共に自冶体を超えてでも国家的救援として一時期に資機材を
投下する。その後に各自冶体等において体制を組んでいく、といった
いち早い対応が必要なのではないのか。

災害救援隊の創設がなされているのかどうかは詳しくは知らないが、自衛隊に
中に設けるとか、ある程度の早期必要物資や資機材の備蓄をし、備えること
こそ必要なのではないのだろうか。

イラク人質殺害事件に学ぶこと

2004-11-02 13:39:05 | Weblog
何の罪なき我等の同朋を自分達の主義主張のために殺害す犯人達を許すことが
できないのは当然である。
その他にもこの事件から学ぶことは多々あるのではないだろうか。
その中において「日本人としての心のあり方」もあるが、それは後にして。
「イラクへの自衛隊派遣」についてである。
我々国民は、どれほどこのことを真剣に自分のこととして自分なりに考えた
ものだろうか。
多くは、自分の預かり知らないこと、国のやること、として左程身近に
感じてこなかったのではないのだろうか。そういう私もその一人である。

12月14日に一つの期限がくるという。残念ながら私はこの事件によって
知り、自覚した程度である。
それでは何故、50日間位の期間を交渉時間として延ばせなかったのだろうか。
最初から「自衛隊派遣の継続ありき」だからなのだろうか。
「自衛隊を撤収したら、アメリカはどうでるだろうか、きっと日本を見放す
だろう、だから撤収できないのだと。例えどれだけの同朋が命を奪われようと」
時の為政者には、とでもいった考えでもあるのだろうか。

何故に自衛隊でなければならないのか、である。各国が軍隊を送っているから
形だけでも軍隊でなければならないのか。
分からずに言うことは危険であるが、それでは日本の中東に展開してきた今までの
スタンスは何だったのか。
日本だけは良き友人と思ってきたのに友人ではなかったのか、と思わせるのは何故か。
永く培ってきたそれを一日にして崩したのは、いったい誰なのか。

自衛隊を復興支援の目的で派遣するのなら、他国と明らかに違う全くの無防備で
「死を覚悟してイラクの人々のため日本国の威信の為頑張ってきてくれ」と
送り出さなかったのか。

1年の期限が近づいてきていることもあり、今回のイラク人質殺害事件を踏まえて
今一度、それぞれが自分のこととして考えてみる必要がありはしないのだろうか。