人生道場

お互いに悩みや考えを述べ合い、それぞれの人生の糧にしませんか。

子育ての過程で感じたこと(その2)

2004-11-15 05:58:15 | Weblog
前回の続きになりますが、幾つかのことを感じました。
そして、最終的には、親の非力さを痛感致しました。

私は初めての子育てでもあった為か慌てたところもあり、
幾つかの反省点も感じています。
先ずは、双方の先生達に相談をし、最初は彼の親や学校側から
親が悪いと非難され、なんでや、内は女やでぇ、と憤慨も致しました。

市民大学の心理学教室も受講致しました。
市の青少年補導センターにも相談しました。
しかし、双方を呼んで説諭して貰いたいと願ったのですが、親が悪い
といった印象で、娘が逆に可哀想と、それ以上の進展はみられません
でした。
市の児童福祉センターのテレホン相談にも相談しました。
しかし、電話を掛けた本人への応対だそうで、私が説諭されたとて、
何等の解決にもなりません。彼への指導はできないのか、と相談しましたが、
その権限は無く、あくまでも電話を掛けた人の悩みを聴くだけとのこと。
管轄の交番へも相談しましたが、補導の対象事案ではないため、
呼び出して説諭することはできないとのこと。
このようなケースに対応する権限をもった公的機関は皆無なのです。
なんでないのよぉ、と悔しい思いを致しました。

自分が男親なら息子を彼女の家に連れて行き、先方の親の前で頭の一つでも
殴って迷惑をかけないようにするところですが、そのような気配は彼の親に
感じられないまま、ただただ、手をこまねいて見てるだけで、時間だけ過ぎ
一向に好転しませんでした。
このような状況にある時は、似たケースが耳に入ってくるもので、娘に付き
まとわれて困った挙句、遠くへ転居を選択された方もおいでになるとのこと
だった。その他にも可也、似た悩みを抱えておいでになる方が多いように
感じられました。

今に思えば、放っぽっておけば良かったかなぁ~、と思う時もありますが、
その当時は、親として後でやっとけばよかったと後悔しないように、
やるだけのことはやりとうそう、と心に決めて動きました。
それと、娘が歳を経た時、親の娘への思いや娘への愛が伝わってくれたら、
と願いつつ、とことんまで奮闘しました。
しかし、結果的には親の思いどおりにはならず、娘本人が決断するのを
待たざるを得ませんでした。

今思い起こしても、やるだけはやったと、満足こそすれ後悔の念はありません。
娘も親の愛はしっかりと受け止めていることと思います。
ただ、人生の先輩としてあらゆる選択の広さを与える方向へ導けなかった点に
おいては、親の非力さが未だに胸の痛みとして残って消えません。