人生道場

お互いに悩みや考えを述べ合い、それぞれの人生の糧にしませんか。

宰相からみた国民の命(イラク人質殺害事件に思う)

2004-11-03 06:49:32 | Weblog
イラクで邦人人質事件が発生し、又サマワの自衛隊の宿営地内にロケット弾やら砲弾が
打ち込まれている中、国の最高責任者はお仲間のご子息の披露宴のお祝いの席上に
おられたとか。
そして、記者団への質問に対するコメントは
「もし行かなければ、ただ居ろというのでしょうかねぇ」といったような内容の
報道がなされていた。

確かに、披露宴もその方にとっては一生に一度のことであり、招待を受けて以上
ご出席されなければならないことかもしれない。
しかし、起きてる事件は、国民の命のかかった国の一大事ではないのだろうか。
国民の命よりお仲間のご子息のお祝い事の方が優先されるべきことなのだろうか。

自分は指示すべきことは指示した、取るべき措置もとった、それに従って、
それぞれが動いている、自分が動くわけではない。
自分が何処に居ようと、事は動いている。だから予定に従って・・・なのか。

だが、しかし、国の最高責任者はそれでいいのだろうか。
今回の事件は、「国民の生命との引き換えに自衛隊を撤退させろ」との我国への
時間制限つきの要求ではなかったのか。
にも係わらず、執務室を空席にされるということは左程国民の命の重みなど
お考えになってはいないのではないのかとも取れはしないか。

そして「救出にあたり最善を尽くした」とコメントされる。

我々国民は言葉さえあればいいのか。よくよく考えたいものである。