人生道場

お互いに悩みや考えを述べ合い、それぞれの人生の糧にしませんか。

殴ることは全て暴力と一括りしていいのか。

2004-12-02 06:26:27 | Weblog
今の時代、殴ることは全て暴力と呼ばれ、いけないことと
されているような気がしてならない。
逆に、殴らなければ何をしてもいいような感じも受ける。
私の子供頃は、逆だったような気がする。
殴ることより、その他の陰湿なやり方を嫌った気がする。
確かに、昔も同じ殴るにしても暴力と呼ばれる殴り方はあった。
そのように、同じ殴るにしても暴力的殴り方とそうでない
殴り方が区別されていたのである。
何が許されたか、親が子を殴る。先生が生徒を殴る等である。
何故許されたか、指導する者が悟す為に殴る点においてである。
しかし、今や親が子供を殴ることさえ暴力と呼ばれているような
気がするし、現に私もある親に暴力はいけませんと悟され、
何が親が聴かない我子を殴るのが暴力だと一人憤慨したことが
ある。
仏教の中の禅宗においては、払拳棒喝(ほっけんぼうかつ)と
いって、師匠が弟子を教育するのに大声で怒鳴りつけたり、
手に持っているもので叩いて眼を覚まさせたり、奮起させたり
するらしい。

何か全ていけない、というのではなく、必要なもの効果的な
ものなどを考え区別すべきではないのだろうか。
外見、形式でなく、心の重視も必要ではないだろうか。