妻との最初のデイトは11月だったか、寒い朝だった。
震えながらマイカーを洗車して、彼女を迎えに行き、富士急ハイランド
へ出かけた。出かける時は晴天だった。途中から帰宅するまでの間に
曇り、雨、みぞれ、雪、濃霧の全ての天候を味わった。
何か、我々の将来に暗示させられるものを感じなくもなかった。
そのときは、ふっと頭を過ぎった程度だった。
結果論であるが、程度の差こそあれ、波乱に満ちた夫婦となった。
間もなく正月がやってくるが、毎年、正月から喧嘩であった。
その原因は、はっきりとした記憶はないが、「お金が足りない」
「新年の挨拶回りに一緒に行かない」「寝てばかり」
「飲んでばかり」「何処にも行かない」
そんなことだったような気がする。
田舎者の私は、正月は静かに過すものと子供の頃からそう思って
いたが、当時もそれからつい最近まで3度は我慢できたが、
それ以上になると我慢できなくなって、怒りが爆発した。
「やめろ」と言ってやめてくれれば、それ以上は何も無くて
済むのだが、妻は妻で火がつくと納まるところがない。
延々と怒鳴り合いが続くのである。
確かに、喧嘩は必要かもしれないが、余りすべきものではない、と
感じた。それぞれの心に不満が蓄積していき、何れそれが
二人の間に思わしくない火種となることもありえるからだ。
震えながらマイカーを洗車して、彼女を迎えに行き、富士急ハイランド
へ出かけた。出かける時は晴天だった。途中から帰宅するまでの間に
曇り、雨、みぞれ、雪、濃霧の全ての天候を味わった。
何か、我々の将来に暗示させられるものを感じなくもなかった。
そのときは、ふっと頭を過ぎった程度だった。
結果論であるが、程度の差こそあれ、波乱に満ちた夫婦となった。
間もなく正月がやってくるが、毎年、正月から喧嘩であった。
その原因は、はっきりとした記憶はないが、「お金が足りない」
「新年の挨拶回りに一緒に行かない」「寝てばかり」
「飲んでばかり」「何処にも行かない」
そんなことだったような気がする。
田舎者の私は、正月は静かに過すものと子供の頃からそう思って
いたが、当時もそれからつい最近まで3度は我慢できたが、
それ以上になると我慢できなくなって、怒りが爆発した。
「やめろ」と言ってやめてくれれば、それ以上は何も無くて
済むのだが、妻は妻で火がつくと納まるところがない。
延々と怒鳴り合いが続くのである。
確かに、喧嘩は必要かもしれないが、余りすべきものではない、と
感じた。それぞれの心に不満が蓄積していき、何れそれが
二人の間に思わしくない火種となることもありえるからだ。