私の人生の大半は妻との戦いの明け暮れであった。
妻との闘争と同じ位に仕事に打ち込んでみたい、と思った
こともある。
しかし、今、つい先ごろまでは妻への憎しみの炎が
赤々と燃えていたし、また妻も同様に憎しみの炎の塊で
あった、が、思い起こすに色褪せ始めているのである。
一緒に住み始めた頃だったか、同僚が彼女を連れて、
自家用車でドライブに誘いに来てくれた。
妻に一緒に行こうと誘ったが頑として行かないと拒否され、
そのやりとりで、同僚を待たせた挙句、私一人が後部座席に
乗り込み、3人で出かけた。
寂しいものである。その時、確かに妻は妻の考えがあり、
行きたくなかったんだろう、しかし、私のことや同僚への
気遣いがあれば、例え、そんな気持ちであっても、
自分を抑えて一緒に来るべき、と考えた。
妻との闘争の予兆でもあった。
妻との闘争と同じ位に仕事に打ち込んでみたい、と思った
こともある。
しかし、今、つい先ごろまでは妻への憎しみの炎が
赤々と燃えていたし、また妻も同様に憎しみの炎の塊で
あった、が、思い起こすに色褪せ始めているのである。
一緒に住み始めた頃だったか、同僚が彼女を連れて、
自家用車でドライブに誘いに来てくれた。
妻に一緒に行こうと誘ったが頑として行かないと拒否され、
そのやりとりで、同僚を待たせた挙句、私一人が後部座席に
乗り込み、3人で出かけた。
寂しいものである。その時、確かに妻は妻の考えがあり、
行きたくなかったんだろう、しかし、私のことや同僚への
気遣いがあれば、例え、そんな気持ちであっても、
自分を抑えて一緒に来るべき、と考えた。
妻との闘争の予兆でもあった。