佐川氏喚問でも、森友疑惑は解明されず、
幕引きムードの中、NHKのスクープで、
財務省が森友学園に“口裏合わせ” と報道された。
国有地売買の決裁書が改ざんされた昨年2月下旬から4月にかけて、
904回にもわたった佐川理財局長の答弁で、
事前の価格提示や政治家の関与が追求され、
「ゴミ撤去のための値引きの根拠が曖昧」と批判されていた頃、
理財局から森友学園に“口裏合わせ”の申し出があった。
それは、昨年2月20日の月曜日。
約8億2000万円の費用でゴミを撤去するのならば、
約4000台ものトラックによる運搬が必要になる為、
理財局は森友学園に
「何千台ものトラックでゴミを撤去したと言ってほしい」と口裏合わせを依頼し、
学園側はこれを断った。
安倍晋三首相が「私と妻が関係していたら、総理も議員も辞める」と啖呵を切ったのは、その3日前の2月17日金曜日。
間に土日を挟むため、実質的に理財局から口裏合わせの依頼があったのは、その直後ということになる。
“口裏合わせ”の依頼から2日後の昨年2月22日、
財務省(佐川氏)と国交省は官邸で菅義偉官房長官にこの件について説明。
理財局からの口裏合わせを断った2月20日夜、
籠池氏はTBSのラジオ番組に出演。
約8億2000万円とされたゴミ撤去費用について
「8億円云々というけれど、。。。運動場で使うところは何も触らなくていいから、お金がかかることはない」
この直後、籠池氏は、当時の顧問弁護士を通じて
理財局の職員から「身を隠してほしい」と言われた。
安倍首相は、2017年2月17日の衆議院予算委員会では、
「妻から森友学園の教育に対する熱意は素晴らしいという話を聞いております」と籠池評は好意的だった。
2月下旬になると、
「この方は非常にこだわるというか、そう簡単に引き下がらない方でございまして」(2017年2月24日 衆議院予算委員会)
「非常にしつこい中において、非常に何回も何回も熱心に言ってこられる中」(同)
その激変ぶりは質問に立った野党議員をも戸惑わせたほどだったが、
この頃から決裁書の改ざんが始まっているのである。
「昨年の2月17日、20日、22日、24日を繋いでいけば、真実が見えてくる。籠池氏に『姿を消せ』と言ったのは、ラジオ番組でしゃべりすぎたために口止めが必要だと思ったのだろう」と、言われている。
安倍首相の関与が推定無罪であるなら、
籠池夫妻がこのように長期拘留されるのはおかしいのではないか。
まだ、真相はなにも明らかになっていない。
裁判も受けないまま、国家の思惑で個人の自由が拘束されるのは
民主主義国家ではあるまじきこと。
1日も早く、籠池夫妻の拘留をとき、
籠池夫妻、昭恵婦人、谷さん、迫田元理財局長から、
森友学園の8億円値引きの真相を明らかにしてほしい。
_________ 参考記事 _____________
森友学園問題、「口裏合わせ依頼」の巨大衝撃
昨年2月20日前後、いったい何があったのか
https://toyokeizai.net/articles/-/215582
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