ひなまつり（2015年）

「那珂のひなまつり」
例によって昼休みのウォーキングをしていると路上に何やらのぼりがパタパタはためいています。
「那珂のひなまつり」？？？
この辺で「ひなまつり」とかってあったかなぁ、ちょこっと覗いてみようと思います。


「ひなまつり」1

(バナーをポッチンとクリックして頂くとブログランキングが表示されます。現在「茨城」4位、「生き方」4位あたりで～す。緑と青のバナーを１日１回クリックして頂くと順位に反映されますので、宜しくお願いしま～す。)

何やら茅葺屋根の「曲り屋」あたりに人だかりが、近づいて見ると遠目にも色鮮やかな「おひなさま」が飾られていました。敷地の中に入ってみることにします。


「曲り屋」1


赤い緋毛氈が敷かれた階段に見慣れたお内裏様とおひな様が飾られています。そしてその周りに見慣れない紙人形？みたいなのが天井からたくさん吊るされています。
なにこれ？？？　　「つるしびな」とか書かれています。
う～～～ん、「つるしびな？」、聞いたことも見たこともありませんねぇ、この地域のどこかで行われていた風習なんでしょうか？　説明書きみたいのを探したんですが見当たりません。
これだけ盛大に飾られているんですから何か関係があるんでしょうかねぇ？？？


「ひなまつり」2


となりのお部屋にも夥しい数の「つるしびな」が飾られていました。


「ひなまつり」3


この「曲り屋」、いつも外から見ているだけで中に入ったことはないんですが、今日は中に入ってみましょう。


「曲り屋」2


那珂市の指定文化財なんですね、初めて知りました。子供の頃確かにこんな家がまだありましたねぇ、かすかに記憶の隅に残っています。


「曲り屋」3


そうそうこれが「馬屋（厩）」、いまは藁の馬ですが昔はここに本物の馬がいました。
芭蕉の有名な句を思い出しました、「蚤虱馬の尿する枕もと」、たぶん芭蕉はこんなところに泊まったんでしょうね。


「曲り屋」4


そしてさらに中に入って良くと、土間（勝手場）や上り框が、なにか懐かしい気がします。
あっ、これは子供のころに見ました、なんて言ったかなぁ、そうそう「繭玉（まゆだま）」
この辺では紅白の餅を柳の木に飾り付け稲穂に見立て豊年万作を祈ります。私は丸い餅と短冊のような餅を飾り付けたような記憶が何となく残っています。（記憶違いかもしれませんが……。）
地方によっては「繭（まゆ）」を使っていたところから「繭玉」と呼ばれているそうです。
いわゆる小正月の行事の一つですねぇ。
小正月といえば思い出すのは「どんど焼き」正月飾りや書初めなどを燃やす祭りでこのあたりでは「ワーホイ祭り」と呼んでいました。確か藁の小高い山を築き火をつけ子供たちがその火の回りを青竹で叩きながら「ワーホイ」とかけ声を掛けその火でお餅を焼いたような、そしてこのお餅を食べると無病息災で過ごせると。
もう無くなっちゃいましたねぇ。
「ひな祭り」に限らず土地土地の古くからの「風習」、残せれば残したいものですねぇ。


「まゆだま」


「おひなさま」は「弥生３月」の行事だとばかり思っていましたが、立春を過ぎると飾り付けが始まるんですねぇ。そう言えば「おひなさま」は３月３日が過ぎるとすぐに片づけないといけないという言い伝えもあるようで、こんなことからもスタートが早いんですかねぇ。
今月は平日休みでも取れたら以前から行って見たかった「真壁のひなまつり」ゆっくり見に行ってみようかなぁ。そして月末には大子の「百段階段でひな祭り」もありますし、暖かくなってくると忙しくなって来ますねぇ。

次回に、つづく。


(バナーをポッチンとクリックして頂くとブログランキングが表示されます。現在「茨城」4位、「生き方」4位あたりで～す。緑と黄色のバナーを１日１回クリックして頂くと順位に反映されますので、宜しくお願いしま～す。)