今日、10月10日は常滑市の初代市長「伊奈長三郎さん」の命日です。
昭和55年、享年90歳の生涯でした。
常滑の市民にとって、忘れてはならない人として、後の世代にも、伝えることを忘れてはならぬ人です。
今年も市内の幅広い世代の制作参加で作られたランプシェードで飾られたINAXライブミュージアムでの催しでした。
開催実行委員長 杉江 省一郎 氏の挨拶から始まり、本市市長、議会議長、県議会議員、LIXIL名誉会長から言葉をいただき
点灯されました。
地元を愛した故人を尊び、大好きであった地元のお囃子の演奏が行われます。
本年は「北条区」が参加しました。常滑地区6区が毎年持ち回りで演奏します。
伊奈家の先祖は『長三』の号で、常滑焼で知られる『朱泥急須』を中国の文人「金 士恒」より習い広めた一人です。
となりの、現半田市板山(鴉根地区)から産出された白泥土を用い『藻掛け技法』も完成させました。
そして、強さの象徴、獅子を摘みにした急須、これも長三の特徴でした。
板山土は先日ブログで紹介した「榊原弱者救済所」のエリア内で算出していました。
鴉根児童公園に写真パネルで紹介しています。
伊奈家は近代になり、大倉グループ、大倉 和親 氏の支援を受け『土管』の研究開発もしました。
多くの製作機械を開発し、業界に無償使用させました。
そのおかげで常滑焼業界は充実した時代をすごす事ができました。
伊奈製陶はタイル、衛生陶器のメーカーとしても有名です。
大正12年創業の帝国ホテルに使われたテラコッタタイルを始め
全国のその時代の建物を飾りました。
常滑、INAXタイルミュージアム テラコッタパークに展示されています。
建物に装飾を入れたその時代、誇り高い時代であったと思います。
今の時代に最も必要な感性なのかも、、、、