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どうも、こんにちは。
京都の寺社仏閣で行われる節分行事の中で、歴史と伝統と個性のあるもののひとつ、廬山寺節分会、追儺式鬼法楽(ついなしきおにほうらく)。
廬山寺の開祖であり、比叡山延暦寺の中興の祖でもある元三大師こと良源が、村上天皇の時代に300日の護摩行を修められた時に表れた悪鬼を、護摩と法具(独鈷、三鈷)の力で降伏させたという故事を表現したものです。
前回記事では、赤・青・黒の3色の鬼が護摩供(護摩行)を邪魔しようと本堂に入っていくところまでを記事にしました。
今回はその続きから。
護摩供を邪魔しようと、鬼たちが護摩壇の周りを動き回ります。
その様子も動画で撮影しましたので、ご興味ある方はご覧いただけたらと思います。
【動画】京都・廬山寺「鬼法楽」・その2
次に追儺師(ついなし)が登場し、東西南北と中央の五つの方角に法弓で破魔矢を放ちます。
護摩供、法具、法弓、破魔矢の力で打ち負かされた3匹の鬼が、ふらつきながら退散していきます。
鬼が退散していく様子も、以下の動画でアップしました。
【動画】京都・廬山寺「鬼法楽」・その3
この後、お坊さん、蓬莱師、年男・年女、福娘の皆さんによって、福餅と福豆がまかれます。
紅白の福豆を食べると寿命が延び、福餅を食べると開運出世ができると言われています。
もっとも私の場合は、今さら出世とか興味ないし、それ以前に出来ると思ってないし。そんなことより、「あの福娘らしき美少女は誰だろう?」という方が、正直気になったのですが(笑)。
最後は改心した鬼に、体の悪いところを加持・祈祷によって治してもらう「鬼のお加持」が行われます。
その様子も、以下動画に上げました。
【動画】京都・廬山寺「鬼法楽」・その4
こうして今年の節分会も無事終わり、楽しい気持ちで帰途につきました。
また来年の節分まで。
また、京都の他の寺社仏閣でも、このように個性的な、面白い節分行事がたくさん行われていますので、それらも観ていきたいと思います。
それでは今回はここまで。
また次回。
*廬山寺へのアクセス・周辺地図はこちら。
*廬山寺のHP
http://www7a.biglobe.ne.jp/~rozanji/
*京都妖怪探訪まとめページ
http://moon.ap.teacup.com/komichi/html/kyoutoyokai.htm