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どうも、こんにちは。
最近、昨年の秋頃からいろいろと面白い展覧会があって、各地の美術館や博物館を巡ることも多くなりましたが、そこのカフェで食事をするのもちょっとした楽しみになっています。
そんな各地の美術館・博物館のカフェ巡りについて。
今回は2件とりあげます。
まずは、大阪の「あべのハルカス美術館」のすぐそばにある「チャオプレッソあべのハルカス店」で。
これは昨年11月頃に訪れた『葛飾北斎展』(『北斎-富士を超えて-』)の時でした。
このカフェでは、こういう「あべのハルカス美術館」の開催イベントに因んだラテアートを描いてくださるようです。
なお、「あべのハルカス美術館」には、『大妖怪展』などで何度か訪れたことがあります(※京都妖怪探訪・第455回と第456回と第457回をご覧下さい)。
あー。そう言えば、『大妖怪展』の時も、このカフェを訪れたらよかったな。その時は妖怪ぬらりひょんのラテアートがあったそうですが。
美術展を観た後は、ここでまたラテアートを楽しむのもいいかもしれません。
次は、現在も開催中(今月4日まで)の開催中の『ボストン美術館の至宝展』を観に訪れた神戸市立博物館のカフェを。
先月訪れた『ボストン美術館の至宝展』。
この『ボストン美術館の至宝展』に来た一番の目的は、私が“異形の天才”と称賛する日本画家・曾我蕭白(そが・しょうはく)の作品です。
平成25年(2013年)、大阪市立美術館で開催された『ボストン美術館展』で、曾我蕭白の代表的作品ともいうべき『雲龍図』を観て強烈な衝撃を受け、それ以来彼のファンになってしまいました。
今回も曾我蕭白の作品が展示されるというので、訪れました。
今回、展示された『風船図屏風』。
勿論、作品実物を撮影させてもらえるわけでもないので、これは会場物販コーナーで買ったブックカバーからですが。
伝説上の仙道が干ばつを起こしている竜と戦っている場面を描いた作品です。
竜。仙道。竜退治。
もうそれだけで、ファンタジーオタクの私にとってはたまらん作品ですが(笑)、強風など激しい躍動感を感じさせる描写とか。後ろで倒れている従者二人の表情にも、蕭白らしいシニカルなユーモアのある遊び心とかを感じさせます。
ただ私としては、やはりあの『雲龍図』を展示してほしかったですね。
あと今回、英一蝶(はなぶさいっちょう)という江戸時代の画家と、その作品『涅槃図』の存在も、今回初めて知りました。
これもまた(実物を直接撮影させてもらえるはずもないので)、物販コーナーで売っていたグッズからですが。
お釈迦様の弟子や関係者だけで無く、猿や象などの動物、極楽に棲む霊鳥・迦陵嚬伽(かりょうびんが)や鬼・妖怪なども嘆く様子が細かく描かれていて面白いのですね。
まだまだ私の知らない日本文化の作品や、それを生み出した天才が居るようです。
それにしても、明治の廃仏毀釈などによる文化軽視・破壊によって、こういう貴重な芸術品や文化遺産などを大量に海外に流出させることになってしまった。
これは本当に悔やんでも悔やみきれないことでもあります。
『ボストン美術館の至宝展』を観ながら、そういう思いも混じった少々複雑な気持ちになりました。
あー。
いかんいかん。
ついつい横道にそれてしまいましたが、今回の主題は「美術館カフェ」でしたね。
『至宝展』を観た後は、博物館の中にあるカフェ「エトワール」で食べたイチゴのスイーツです。
美術作品などを楽しんだ後は、こうしたちょっと贅沢なおやつを楽しむ。
最近、こういう楽しみにもはまりつつありますね……。
だからあまりお金が貯まらず、内臓脂肪ばかり溜まっていくのですが……あっ、すみません。余計なことを言ってしまいました。
なお、神戸の町、特に神戸市立博物館のある界隈は、美しい造りの洋館が冬の光景ともマッチして、ある種の美術館のようにもなっています。
こういう場所にはまた、いいカフェやレストランもまだまだありそうですね。
……あかん、また太る。
次回、さらにあと2件、美術館のカフェを巡ります。
今回はここまで。
また次回。
*「あべのハルカス美術館」へのアクセス・周辺地図はこちら。
*「あべのハルカス美術館」のHP
https://www.aham.jp/
*神戸市立博物館へのアクセス・周辺地図はこちら。
*神戸市立博物館のHP
http://www.city.kobe.lg.jp/culture/culture/institution/museum/main.html
*『京都妖怪探訪』シリーズまとめページ
http://moon.ap.teacup.com/komichi/html/kyoutoyokai.htm
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