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どうも、こんにちは。
今年(2022年、令和4年)の『霊場魔所の紅葉シリーズ』を続けます。
シリーズ外記事も幾つか挟んで再開するその3回目は、‘嵯峨釈迦堂’こと清涼寺の紅葉風景をお届けします。
ここは、元々は『源氏物語』のモデルとされる源融の山荘でしたが、後に仏教寺院となったという場所です。
そして、本シリーズでもとりあげたことのあるスポットが幾つもあるという面白い場所でもあります。
まずは交通アクセスから。
最寄りの交通機関は、京都バス及び京都市営バスの「嵯峨釈迦堂前」停留所か「嵯峨小学校前」停留所があります。
今回は、「嵯峨小学校前」停留所から、この古刹の正門ともいうべき「仁王門」を目指します。
この道の途中、愛宕神社の前辺りだったかな。
ここには大きな楓かもみじの木があって、その紅葉風景も楽しめたのですが。
現在では伐採されて無いようです・・・寂しい。
嵯峨釈迦堂の正門というべき「仁王門」から。
多宝塔の回りに早速、紅葉風景が。
この宝塔の後ろに、『源氏物語』の主人公・源融の墓・・・というより、宝塔があります。
さらに多宝塔の近くに、その源融の両親である嵯峨天皇と檀林皇后の宝塔が。
何故、源融とそのご両親の宝塔がありかといいますと、この古刹元々は、源融の山荘「棲霞観(せいかかん)」だったからだそうですが。
源融といえば、本シリーズでも何度か(※シリーズ第15回記事や第643回記事など)取り上げたことがあります。また、その後両親、嵯峨天皇と檀林皇后も(※シリーズ第53回記事など)。
他にも豊臣秀頼の首塚とか(※シリーズ第308回記事など参照)。
‘生の六道’薬師寺とか(※シリーズ第67回やシリーズ第309回記事など参照)。
京都府指定文化財でもある本堂。
本堂へ上がる前に、その本堂横に立つ阿弥陀堂へ。
ここには源融の山荘「棲霞観」があったということでしょうか。
この山荘が「棲霞寺」になり、さらに後に本尊・釈迦如来像を安置して清涼寺となったそうです。
本堂と阿弥陀堂の間から少し奥へ。
渡り廊下の周辺には見事な紅葉風景が。
庫裡(くり、僧侶の生活空間となる建物)の辺りにも紅葉。
このさらに奥に、寺宝が安置されている霊宝館がありますが、さすがにそういう貴重なものを撮影ことは禁止されていますので、ここで紹介することはできません。
改めて本堂へと上がります。
ご本尊に礼拝し、本堂より続く渡り廊下を歩きます。
裏庭には池に宝塔が。
弁天堂も。
渡り廊下を渡った先、庫裡の裏側へ。
霊場の紅葉風景を堪能し、この古刹を後にします。
今回はここまで。
また次回。
*‘嵯峨釈迦堂’清涼寺への地図・アクセスはこちら。
*‘嵯峨釈迦堂’清涼寺のHP
http://seiryoji.or.jp/
*『京都妖怪探訪』シリーズ
https://kyotoyokai.jp/