古事記によれば日本は「イザナミ」と「イザナキ」に
よって作られました。(最初に作ったとが淡路島んとこ)
そいけんキミが世は日本の事です。
千代に八千代に「八」は昔から数え切れないほどの数の意味があります。
それだけ長い間、小さな石(さざれ石)が固まって大きな岩となり
苔がむす時まで栄えよ、て言うとが日本国国歌の意味です。
けっしてどこかの国がほざくごと天皇ば崇拝した歌では無かとです。
皆で協力して平和な国でありたいて言う意味が含まれてます。
このお話はこれだけ
さてそのイザナキの息子「スサノウ」は天つ国で乱暴狼藉ば働いたけん中つ国に追放されます。
反省して国造りば始めるとですがその地に選んだとが出雲
そこでヤマタノオロチば成敗して草なぎの剣ばその尾っぽから見つけ
そればアマテラスに奉納して現代の天皇の三種の神器となっとります。
最初この剣は「天叢雲剣」て言われましたばってんが
後年、日本武尊が駿河(焼津)で敵の急襲ば受け、
火に囲まれた時(そいけん焼津の地名)に
「王の所楓せる剣、藂雲、自ら抽けて、王の傍の草を薙ぎ攘ふ。
是に因りて免るること得たまふ。故、其 の剣を号けて草薙と曰ふといふ」(同)、
つまり、腰の「藂雲の剣」が自ら抜け出して草ば薙ぎ払い、
日本武尊ば救うたけん「草薙の剣」て言う名前になりました。
※ちなみに「にほんぶそんでは無かよヤマトタケルノミコトて読みます。」
大黒流の飾りにも登場してますね。

※2008年の櫛田神社の日本武尊「日本武尊征熊襲」
さてヤマタノオロチは漢字では「八岐大蛇」と書かれますばってんが
古事記には大蛇ては書かれておりません。
「遠呂知(おろち)」と当て字で書かれとります。
遠呂知とは荒れた土地と云う意味で
八岐はそこに流れ込む沢山の川(八千代の八と一緒)の意味です。
毎年川が氾濫して荒れ地になったところに堰ば作って
肥沃な土地にしたて言うとが本当のお話。
また出雲は砂鉄がとれるところでもあります。
鉄は湿気のある土地からとれヤマタノオロチがおった
鳥髪峯は「大蛇居る上に、常に雲気有り。故以て名くるか」て
云われる所。
当時は鉄ば持つ国が日本ば席巻する力ば持っとりました。
それの始まりが蘇我氏て説もあります。それが転じて
「須賀神社」てのが出雲始め全国に有ります。
これらの神話は国造りの教科書であったとですね。
スサノオの子孫(6代目て言われます)に大黒様(大国主神)が登場します。
葦原中国(あしはらのなかつくに)の国作りを完成させた人ですね。
この神様にまつわる神話も沢山あります。
その代表が「因幡の白ウサギ」です・・・・・・
大黒様は元々お薬にたけた神様です。
ワニ(サメ)に食われたウサギの治療ばしてやります。
困った人には手助けをしてやりなさいの教訓でしょうか?
大黒様は色んな顔ば持ってます。インドの頃は戦争の神様
マーカハラ偉大なる黒って言う意味です。
そいけん大黒流の松囃子の大黒様は黒い顔してます。

日本に至っては治療・薬の神様・・・・
これは二回死んでよみがえったけんです。
黄泉の国からかえるけん「よみがえる」の語源です。
この繁栄がいつの時か崩れ去りますと
神話では天孫降臨(ニニギ)で表されてます。
「何で直接出雲に降りてこんかったっちゃろ?」
日向に降りて来ますもんね。人間の欲ば戒めるアマテラスが
何で中つ国の繁栄ば取りに来たか?も可笑しかですね。
だいたい日本の神様はどっか抜けとります。
擬人化した神様が多かようです。
八百万の神て言うくらいいっぱいおります。
一番底辺の神様は「お地蔵様」らしかです。
中国の西遊記でもそう。
沙悟浄は捲簾大将(けんれんたいしょう)で
すだれば上げ下げする神様。
孫悟空は弼馬温(ひっぱおん)て言うて江戸時代で云うたら
厩番ですもんね。孫悟空は後に「斉天大聖」て名乗るごとなりますが・・
日向は陽が昇る国、出雲は日が沈む国て言うことでしょうか?
これは考古学でも未だに謎です。
あれだけ反映した出雲が突如として日本の歴史から去り
大和国が浮かび上がってきます。
九州那国はそれなりに権力ば持ち、大陸との繋がりがあり
出雲は鉄のたたら技術ば持っとったけん協力して
西日本の権力が大和に流れんごとしとったて以前勉強したことがありますと。
素人のおいしゃんの勝手な仮説ばってんが
九州の熊襲ていう蛮族が出雲ば東進し近畿地方にたどりついたっちゃ
ないかいなて思うとですがどげんでしょう?
それとは別に古事記の中巻は実際におった天皇にまつわる
お話に移って行きます。
日本の歴史では神武天皇が実在の初代の天皇とされてますばってんが
これも戦後は怪しい説が出て来ました。
どちらにしても古事記ではこの日本の平和な国造りの教科書として
比喩ば交えながらひも解いて行く内容になってます。
また誰かが真実ば知っとって書かれたか?
たかだか700年の山笠の始まりがいつか?でさえ本当のとこは
わからんっちゃけん日本の始まりがわかるわけありまっせん。
山笠の始まりもやっぱ古事記のごとロマンば求めて書かれたほうが
面白みがありますもんね・・・・