菜根譚に学ぶ

「菜根譚」は言ってみれば、三教一致（中国＝儒・道・仏，日本＝神・儒・仏）の立場から説く思想書。だから、道理が日常アチコチで言われることの集大成でもある。たいていの人の心に既にある考え方でもある。



ひすでにくれてしかもなおえんかけんらんたり としまさにくれんとしてしかもさらにとうさつほうけいたり ゆえにまつろばんねんには くんしさらによろしくせいしんひゃくばいすべし

　太陽が地平線に沈んだ後でも空は夕焼けで美しく輝く また年の瀬が迫るような寒い時期でも柑橘類の木は実をつけ香りを漂わせる これは人間でも同じだ、晩年になっても 気力を充実させれば更なる飛躍を遂げることができる......。



　私が45～6の頃に近くの不動産屋の社長がよく言ってました。「振り返ってあの時が一番よかったよなぁ～と思える時があると...」今でも鮮明に覚えています。

　現在私は64歳ですが、もうじき晩年と言われる年代にさしかかりますが、良かったよなぁ～と思える時はまだ先にあると考えています。必ずそうなると思って精進しています・・・・・・・。