昨日呼んでいただいた某市の職員研修会の後の懇親会のこと。
アルコールも回って口が滑らかになってきたところで、「入庁して驚いた組織文化」の話に花が咲いた。
「入庁して驚いたのは、上司を『さん』と呼んではいけないことでした」と30代前半の若手職員が言った。
すると、
「え?!私もそうです。係長を○○さんと呼んだら、職員課に呼ばれて、『目上の人を呼ぶときは、○○係長か、係長という肩書きだけで呼びなさい』と怒られました」と、それまで寡黙だった若い女性職員が苦笑いしながら言った。
そういえば、「うちの公民館長は元校長先生で、『○○さん』と呼ばれると、返事をしてくれない」と、嘆いている町会長がいた。「○○先生」か「○○館長さん」と呼ばれると御機嫌がいいと言うのだった。
肩書き呼びには、プライドをくすぐる不思議な力があるらしい。
キューピー㈱では、社員同士が肩書きをつけて呼ぶことを禁止し、社長も「鈴木さん」と呼ばせると言う。
日本社会は、「役割名」や「肩書き」で相手を呼ぶ文化が浸透していると思っていたのだが、若者の、上司を「さん」と呼んではいけない組織文化の不思議さを指摘する声を聞き、改めて日本の組織文化の特異性について考えされられる。
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アルコールも回って口が滑らかになってきたところで、「入庁して驚いた組織文化」の話に花が咲いた。
「入庁して驚いたのは、上司を『さん』と呼んではいけないことでした」と30代前半の若手職員が言った。
すると、
「え?!私もそうです。係長を○○さんと呼んだら、職員課に呼ばれて、『目上の人を呼ぶときは、○○係長か、係長という肩書きだけで呼びなさい』と怒られました」と、それまで寡黙だった若い女性職員が苦笑いしながら言った。
そういえば、「うちの公民館長は元校長先生で、『○○さん』と呼ばれると、返事をしてくれない」と、嘆いている町会長がいた。「○○先生」か「○○館長さん」と呼ばれると御機嫌がいいと言うのだった。
肩書き呼びには、プライドをくすぐる不思議な力があるらしい。
キューピー㈱では、社員同士が肩書きをつけて呼ぶことを禁止し、社長も「鈴木さん」と呼ばせると言う。
日本社会は、「役割名」や「肩書き」で相手を呼ぶ文化が浸透していると思っていたのだが、若者の、上司を「さん」と呼んではいけない組織文化の不思議さを指摘する声を聞き、改めて日本の組織文化の特異性について考えされられる。
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「先生」「館長さん」「課長さん」など、相手の職業や肩書きだけ覚えていれば呼びかけることができるので。
主婦は、そもそも肩書きがないのですが、「○○さんの奥さん」「○○さんのお母さん」と呼ばれるのだそうです。肩書きもそうですが、役割を意識しておつきあいするのが日本文化の特徴でしょうか。
肩書きで挨拶が変わる。
私はどう見ても部下より見た目が悪い???
部下と同行すると名刺を見るまで部下にペコペコ。
名刺を見た瞬間に???ヘンシ---ン!!
昔3人に一人は役人と言われた地域もあった。
肩書きで呼ぶことが無難。
でも、肩書きでは食っていけないことを知ることも大事。
役所を辞めて、民間企業にいたことがあるが、その小さい会社の社長は、フラットな組織を掲げ、自分のことも「社長」とはよばせず、「○○さん」と呼ばせた。
しかし、私はそれは、少なくともその組織では失敗であったと思う。社員が、ため口を聞く始末で、組織としての行動がとれなくなっていた。当時副社長格?であった私は進言し、社長と呼ぶように変えた。
私の邪推だが、「社長」と呼ばれ、ご自身もその責任の重さを日々痛感する事になったのではないかと思う。
肩書きにあぐらをかくたわけ者は論外の話として、組織を組織として維持するための方法論としては、上の者にとっても、部下にとっても必要な場合でないかとは思う。