見果てぬ夢

様々な土地をゆっくりと歩き、そこに暮らす人たちに出会い、風景の中に立てば、何か見えてくるものがあるかもしれない。

「変わらなければ、日本は取り残される」

2007-09-25 10:33:22 | 欧州
9月24日の欧州フィナンシャルタイムズ「Europe Financial Times」には、ミャンマー僧侶たちの反政府デモの大きな写真がトップを埋める隣りに、福田康夫さんが麻生さんを破って自民党総裁になったと報じられた。

4ページ目にトップの概要記事の続きが、福田さんの写真(AP提供)と共に掲載されていたが、そのキャッチは「Japan must change or be left behind, says fukuda」。記事は、安倍前首相が残した難題を背負った福田さんの試練を思いやった論調だった。「The new leader of the weakened LDP has a tough job ahead but is not shying away from reform, says」というサブキャッチにある「目の前に難題を抱えた、弱体化しつつある自民党の新しいリーダーが・・・」というところに、海外メディアの率直さが出ていて小気味いいが、日本人としては複雑な気持ちだ。

彼が「変わらなければ取り残される」と言った国際情勢を意識した発言は、例のインド洋での自衛隊活動を含めてのことだろうが、日本が取り残さずに乗りたい船とは、どんな人たちが乗船している、どんな未来に向かう船なのだろう。


↑ヘラルドインターナショナルは、「楽に総裁を勝ち取った」と報じた。


↑こちらは地元紙。カラー写真だが、福田さんが下を向いて携帯電話を操作している写真は、イメージがいまいち。これもAPの提供写真だが、右のミャンマーの僧侶たちが印象的すぎるのかもしれない。
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